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[Virtual Architectute] ハイパーバイザ型、ホストOS型、コンテナ型とは

Last updated at Posted at 2024-06-02

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目次

ハイパーバイザ型

ハイパーバイザ型(ベアメタル型)は、物理サーバ上で直接動作する仮想化レイヤーです。ホストOSを必要とせず、直接ハードウェア上で仮想マシンを管理します。

活用例

  • データセンターやクラウド環境: 高いパフォーマンスとリソース管理が求められる環境で使用されます。
  • サーバー統合: 複数の物理サーバーを1つのハイパーバイザ上に統合し、リソース効率を向上させる。

主要なソフトウェア

  • VMware ESXi: 高機能な商用ハイパーバイザで、多くのエンタープライズ環境で使用されている。
  • Microsoft Hyper-V: Microsoftによるハイパーバイザで、Windows Server環境でよく使用される。
  • Xen: オープンソースのハイパーバイザで、Amazon Web Services (AWS) のベース技術として使用されている。

ホストOS型

ホストOS型(ホストベース型)は、既存のホストOS上で動作する仮想化レイヤーです。ホストOSの上に仮想化ソフトウェアをインストールし、その上で仮想マシンを実行します。

活用例

  • 開発環境: 開発者がローカルマシンで異なるOSを実行し、アプリケーションの互換性をテストする。
  • テスト環境: 新しいソフトウェアのリリース前に、異なるOS上での動作を確認するためのテスト環境として使用する。

主要なソフトウェア

  • VMware Workstation: 主にデスクトップ環境で使用される仮想化ソフトウェア。
  • Oracle VirtualBox: オープンソースの仮想化ソフトウェアで、広範なOSサポートを提供する。
  • Parallels Desktop: macOS上でWindowsやLinuxを実行するための仮想化ソフトウェア。

コンテナ型

コンテナ型は、ホストOSのカーネルを共有しつつ、隔離されたユーザー空間を提供する仮想化技術です。コンテナは軽量で起動が速く、効率的にリソースを使用します。

活用例

  • マイクロサービスアーキテクチャ: 各サービスを独立したコンテナとしてデプロイし、スケーラビリティと管理の容易さを提供する。
  • 継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD): アプリケーションのビルド、テスト、デプロイを迅速に行うために使用される。

主要なソフトウェア

  • Docker: コンテナ技術のデファクトスタンダードで、開発者や運用チームに広く使用されている。
  • Kubernetes: コンテナのオーケストレーションを行うためのプラットフォームで、大規模なコンテナ環境の管理に使用される。
  • Podman: Dockerに似たコンテナエンジンで、rootlessコンテナ実行をサポートしている。

参考リンク

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