catコマンド
オプション |
由来 |
説明 |
|
デフォルト concatenate(連結する) |
- ファイルの内容を標準出力に表示する |
-n |
|
- 各行の左端に行番号を追加する |
|
|
|
nlコマンド
オプション |
由来 |
説明 |
|
デフォルト |
- テキストファイルの一部または全部に行番号をつけて表示する |
-b 形式 |
body(全文) |
- 形式で全文に行番号をつける |
-h 形式 |
header |
- 形式でheaderに行番号をつける |
-f 形式 |
footer |
- 形式でfooterに行番号をつける |
odコマンド
オプション |
由来 |
説明 |
-t |
type |
出力フォーマットを変更する(-t で指定した形式で表示) |
出力フォーマット |
由来 |
説明 |
default |
octal dump |
- ファイルを8進数(オクタル)形式で表示する |
-o |
octal |
8進数形式でファイルの内容を表示する |
-x |
hexadecimal |
16進数形式でファイルの内容を表示する |
-c |
character |
ファイル内容をASCll文字として表示する(バイナリデータを対応する文字に変換) |
trコマンド
$ tr [オプション] [文字列1 [文字列2]]
オプション |
由来 |
説明 |
default |
translate |
- 標準入力から読み込まれた文字列を変換・削除する |
-d |
delete |
- [文字列1]でマッチした文字列を削除する |
-s |
squeeze(絞る) |
- 連続するパターン文字列を1つに絞る |
sortコマンド
オプション |
由来 |
説明 |
default |
sort |
- 行単位でファイルの内容をソートする - 昇順でソートする |
-b |
ignore leading blanks |
- 先頭の空白を無視して比較する |
-d |
dictionary order |
- 英数字と空白のみを考慮して比較する |
-f |
fold case |
- 大文字小文字を区別せずに比較する |
-g |
general numeric sort |
- 数値として比較(指数表記も対応) |
-i |
ignore non-printing |
- 印刷できない文字を無視 |
-M |
month sort |
- 月名(Jan, Feb, ...)でソート |
-n |
numeric sort |
- 数値として比較(整数のみ) |
-r |
reverse |
- 降順(逆順)にソート |
-k |
key |
- 指定したフィールド(列)でソート |
-t |
field separator |
- フィールド(列)の区切り文字を指定 |
-u |
unique |
- 重複行を削除 |
-V |
version sort |
- バージョン番号順にソート |
-o |
output file |
- 結果を指定したファイルに保存 |
-c |
check |
- ソートされているか確認 |
--help |
help |
- 使用方法を表示 |
--version |
version |
- バージョン情報を表示 |
splitコマンド|オプション
オプション |
由来 |
説明 |
|
デフォルト |
- 行単位でファイルを分割する - 1000行で分割する |
|
|
|
wcコマンド
オプション |
由来 |
説明 |
default |
word count |
- 指定したファイルの行数・単語数・バイト数を表示 |
-l |
lines |
- 行数のみを表示 |
-w |
words |
- 単語数のみを表示 |
-c |
bytes |
- バイト数のみを表示 |
-m |
characters |
- 文字数(マルチバイト対応)を表示 |
-L |
longest |
- 最も長い行の文字数を表示 |
ファイルをハッシュ値にするコマンド
コマンド |
説明 |
md5sum |
MD5(ハッシュ関数)によるハッシュ値の出力 |
sha1sum |
SHA1(ハッシュ関数)によるハッシュ値の出力 |
sha256sum |
SHA256(ハッシュ関数)によるハッシュ値の出力 |
sha512sum |
SHA512(ハッシュ関数)によるハッシュ値の出力 |
grepコマンド
$ grep [オプション] 検索パターン [ファイル名]
$ grep [オプション] [-f ファイル名] [ファイル名]
オプション |
由来 |
説明 |
|
デフォルト |
指定したパターンにマッチする行を検索して出力する |
-i |
ignore case |
大文字・小文字を区別せずに検索する |
-v |
invert match |
指定したパターンにマッチしない行を出力する |
-c |
count |
マッチした行数を表示する |
-l |
list |
マッチしたファイル名のみを表示する |
-n |
number |
マッチした行の行番号を表示する |
-r または -R
|
recursive |
サブディレクトリ内も再帰的に検索する |
-w |
word |
完全に一致する単語のみを検索する |
-o |
only matching |
マッチした部分のみを表示する |
-E |
extended |
拡張正規表現を使用する |
fgrepコマンド
-
fgrep
(Fixed-string GREP)は、特殊な正規表現を使用せずに固定文字列を検索するコマンド
- 通常の
grep
よりも高速に検索できる
-
fgrep
は非推奨とされており、代わりに grep -F
の使用が推奨される
$ fgrep [オプション] 検索パターン [ファイル名]
例
grepコマンドの場合
"a" と "b" の間に任意の1文字を含む行を検索
fgrepコマンドの場合
"a.b" という文字列そのままを検索
sedコマンド
$ sed [オプション] 編集コマンド [ファイル名]
$ sed [オプション] -e 編集コマンド1 [-e 編集コマンド2...] [ファイル名]
$ sed [オプション] -f スクリプトファイル [ファイル名]
sed
コマンドのオプション一覧
オプション |
由来 |
説明 |
|
デフォルト |
標準入力またはファイルからテキストを読み込み、指定した編集を適用して出力する |
-e |
edit |
複数の編集コマンドを指定できる |
-f |
file |
編集コマンドを記述したスクリプトファイルを読み込んで実行する |
-i |
in-place |
ファイルを直接編集し、変更を適用する |
-n |
no output |
自動出力を無効化し、p コマンドを使った明示的な出力のみを許可する |
-r または -E
|
extended |
拡張正規表現を使用する |
-s |
separate |
入力ファイルを個別に処理する |
-z |
zero separated |
NUL 文字 (\0 ) をレコード区切りとして処理する |
sed
の基本的な編集コマンド
コマンド |
役割 |
例 |
説明 |
y/文字1/文字2/ |
文字の変換 |
sed 'y/abc/xyz/' file.txt |
a →x 、b →y 、c →z に1文字ずつ変換 |
s/文字列1/文字列2/ |
文字列の置換 |
sed 's/foo/bar/' file.txt |
各行の最初の foo を bar に置換 |
s/文字列1/文字列2/g |
すべての一致を置換 |
sed 's/foo/bar/g' file.txt |
すべての foo を bar に置換 |
文字列/d |
一致した行を削除 |
sed 's/foo/bar/d' file.txt |
foo にマッチした行を削除 |
d |
指定行を削除 |
sed '2d' file.txt |
2行目を削除 |
p |
指定行を出力 |
sed -n '3p' file.txt |
3行目のみを表示(-n で他の行を抑制) |
a |
指定行の後に追加 |
sed '2a\ 追加するテキスト' file.txt |
2行目の後に "追加するテキスト" を追加 |
i |
指定行の前に挿入 |
sed '1i\ 追加するテキスト' file.txt |
1行目の前に "追加するテキスト" を挿入 |
c |
指定行を置き換え |
sed '3c\ 置き換えたテキスト' file.txt |
3行目を "置き換えたテキスト" に変更 |
q |
指定行で終了 |
sed '5q' file.txt |
5行目を出力後、処理を終了 |
Ping-t