[Linux] プリンタ管理_CUPS, IPP, PPDファイル

CUPS（Common UNIX Printing System）

項目	内容
正式名称	Common UNIX Printing System
提供元	Apple Inc.（2007年以降）
主な用途	ローカルおよびネットワークプリンタへの印刷ジョブ（スプール・変換・送信 等）管理
特徴	Webベースの管理UI（http://localhost:631）、ドライバレス印刷（IPP Everywhere対応）など
対応OS	Linux, macOS（標準搭載）, BSD系OS など

IPP（Internet Printing Protocol）

項目	内容
正式名称	Internet Printing Protocol
プロトコル	HTTPベース（通常はポート631）
主な機能	印刷ジョブの送信・キャンセル・状態確認・プリンタ設定の取得など
CUPSとの関係	CUPSの通信プロトコル クライアント ↔ サーバ間の通信は基本的にすべてIPPを使用

📄 PPD（PostScript Printer Description）ファイル

項目	内容
正式名称	PostScript Printer Description
拡張子	.ppd
格納場所	/etc/cups/ppd/
主な用途	プリンタ固有の機能（解像度、給紙トレイ、両面印刷など）を定義する
CUPSとの関係	PPDを読み取り、プリンタの設定やオプションを提供 → 古い環境やドライバ必要なプリンタで特に重要

関係図（CUPS + IPP + PPD）

[ユーザーアプリケーション]
        ↓
      CUPS (印刷管理システム)
     ┌──────────────────────┐
     │ ・IPPサーバ/クライアント │←→ ネットワーク上のプリンタ
     │ ・PPDでプリンタ能力取得  │
     └──────────────────────┘
        ↓
 [プリンタドライバ or IPP対応プリンタ]

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