はじめに
普段、IT企業で働いている「プログラマー芸人・ジンバ」と申します。
「最強ポ◯モンで打線組んでみた」「世紀の大発明で打線組んでみた」という2chのコピペ(今でもYouTubeでよくあるが)を見たことありますよね。
今回はプログラミング言語で打線を組んでいきます。
考えるのは楽しいですからね。
皆様もコメントで考えた打線を教えてください!
打順の概要
野球に詳しくない人もいると思うので、打順について説明します。野球は9人のバッターで攻撃するのですが、概ね以下のような特徴があります。
打順 | 特徴 |
---|---|
1 | 出塁率が高く、足の速い選手が多い |
2 | バントやヒットエンドランなど器用で小技が得意な選手が多い |
3 | 1番と2番が作ったチャンスを得点に結びつける役割 |
4 | 長打力があり、ホームランを打てる選手が多い |
5 | 4番バッターの後を打ち、チャンスに強い選手が多い |
6 | 上位打線と下位打線をつなぐ役割 |
7 | 下位打線の中軸として、得点を叩き出す役割 |
8 | 9番バッターに繋ぐ役割 |
9 | ピッチャーが多い |
イチローは1番が多かったですし、松井秀喜は巨人で4番でした。
いよいよメンバーを決めていきます。
ベンチ入り
今のままじゃプログラミング言語が多すぎるので、打順を組む前にベンチ入りメンバーを発表します。
これだ!!
- Bash
- BASIC
- C
- C#
- C++
- COBOL
- Curl
- Dart
- Elixir
- Go
- Java
- JavaScript
- JSX
- Kotlin
- Objective-C
- Perl
- PHP
- PowerShell
- Python
- R
- Ruby
- Rust
- Scala
- Swift
- TypeScript
- Visual Basic
- Vim script
- アセンブリ言語
大体知ってる名前ですね。いにしえの言語もあります。
ここからスタメン決めていきます。
スタメン決め第一夜・・・「選考基準」
僕なりの選考基準を言っておきます。
古い・新しいは関係ない。 現役時代の活躍を考慮。
例えば、野球で最強チーム作る時に「今は現役じゃないからイチローを外そう」とはならないです。
現状たくさん使われているかは気にしないことしました。現役時代の活躍や現在への影響度などを考慮します。
フレームワークではなく、プログラミング言語として考える
1つの人気フレームワークで使われてる言語ならスタメンに入れたくなる気持ちもありますが、それはフレームワークが凄いだけ、と捉えることにしました。
スタメン決め第二夜・・・「スタメン落ち」
スタメン落ちするメンバーをいくつか決めました。理由も添えてます。
Dart
Flutterでは使われてるが、ほかではあまり見ないため。
Curl、Bash、Vim script、PowerShell
今回皆んなが見たいプログラミング言語とは違うと思ったため。
スタメン決め第三夜・・・「打順発表」
いよいよお待ちかねの打順発表!
これだ!!
1番 : 「C++」 (中)

- 1983年に登場。ビャーネ・ストロヴストルップにより開発
- C言語の機能や特徴を継承しつつ、、手続き型プログラミング・オブジェクト指向などが追加
- ハードウェアを直接扱ったり、アプリケーションも実装できる
1番はC++です。めちゃくちゃ計算速いですよね。
ゲーム開発とか組み込みソフトによく使われてます。
競技プログラミングでも使われてますし、Flutterならエンジン部分を担当してます。

https://docs.flutter.dev/resources/architectural-overview より
最高のリードオフマンです。
2番 : 「Javascript」 (遊)
- 1995年に登場。ブレンダン・アイクにより開発
- HTMLやCSSと並ぶWorld Wide Web(WWW)の中核技術
- React、Vue.jsなどフロントからバックエンドまで実装できる
2番はJavascriptです。
かなり器用ですね。色んなフレームワークで使われてて、フロントもバックエンドもやれます。
ほかの言語と繋いでくれる点で2番が最適だと思いました。
ちなみにJavaScriptはわずか10日間で開発されたみたいです。10日で作られたものが30年近く使われてるのは凄いですね...
3番 : 「Python」 (中)

- 1991年に登場。グイド・ヴァン・ロッサムにより開発
- 動的な型付けが特徴で初心者でも扱いやすい
- 機械学習のライブラリが豊富
監督:3番はPythonや。
超有名です。エンジニア以外の人でも知ってる人多そうです。機械学習で引っ張りだこです。
アベレージちゃんと出してくれそう(便利な関数多そう)な点で3番にPythonを選びました。
大学時代、機械学習の勉強で「Google Colaboratory」でコード書いてましたね。オンライン上で出来て楽だった印象です。もしかしたら、そういう手軽さが人気に繋がったのかもしれないです。
ちなみに裏話ですが
import this
と実行するとPythonの哲学が表示されます。

粋ですね。
4番 : 「Java」 (一)

- 1995年に登場。ジェームズ・ゴスリンにより開発
- オブジェクト指向、プラットフォーム非依存、マルチスレッドといった特徴を持つ
- Javaで動いている有名サービスが多い
4番はJavaです。
今でもJavaで動いているシステムはたくさんあります。(保守に苦労しているとは聞きますが...)
JVMのおかげで、どんなOSでも動きます。フレームワークとしてはSpring,Androidとかです。
Javaで動いているサービスはGmail、Twitter、Netflixといったビッグネームが多いです。
オブジェクト指向が一般に広がったのもJavaがきっかけらしいです。
大きな影響を及ぼしているという意味で4番にしました。
5番 : 「COBOL」 (左)
- 1959年に登場。CODASYLにより開発
- 自然言語に近い構文で可読性が高い
- 金融業界や行政サービスなどで広く使用されている
金融システムで障害が起こった時に「多分COBOLか...」とよくなります。
歳の離れた先輩から苦労話を聞く時、大体COBOLです。
それほど当時は使われていたということですね。
Javaが普及するまでは、COBOLがシステムを支えていたわけです。
6番 : 「Ruby」 (二)
- 1995年に登場。まつもとゆきひろ氏により開発
- 整数や文字列なども含め、データ型すべてがオブジェクト
- Ruby on Railsがフレームワークとして使われる
6番はRubyです。「Dartみたいに、RubyはRuby on Railsでしか見ない」という意見があるかもしれませんが、日本人のまつもとゆきひろ氏が開発しました。
完全に贔屓です。
オールスターに贔屓球団の選手入ってて欲しいのと一緒です。
7番 : 「BASIC」 (右)
- 1964年に登場。ジョン・ジョージ・ケメニーとトーマス・カーツにより開発
- 手続き型プログラミング言語
- レトロゲームの開発で使われていた
下位打線です。
昔は子供向けにBASICプログラムが組める電卓があったみたいです。(詳細求む)
8番 : 「C」 (補)

さっきC++出てきましたが、C言語の影響を受けて誕生したプログラミング言語が多いから8番に入れました。
そういえば、大学で初めて習う言語がCの学生が多いみたいです。Cのおかげで型は意識できましたが、ポインタは苦労しました。
9番 : 「PHP」 (投手)
- 1995年に登場。ラスマス・ラードフにより開発
- 動的なページが作成可能
- APIの実装にも使われる
Laravel,Cake PHP、Symfonyといったフレームワークの存在やバックエンドで使われ、長年活躍しています。
ピッチャーのPでPHPにしました。
まとめ
監督:熟考の結果、以下の打順となりました。
打順 | プログラミング言語 |
---|---|
1 (中) | C++ |
2 (遊) | Javascript |
3(三) | Python |
4 (一) | Java |
5 (左) | COBOL |
6 (二) | Ruby |
7 (右) | BASIC |
8 (補) | C |
9 (投) | PHP |
こう見るとそれぞれの特徴が出てて良い打順ですね。
皆様も打線組んだらコメントで教えてください!