この手の環境構築チュートリアルは検索すればたくさん出てくるのですが、
情報が新しいほうが良いだろうということで、全く気にせずに投稿します。
用意するもの
Surface Pro 4
USBメモリ(4GB↑がベター)
Microsoftのアカウント + Bitblockerの解除パス
環境
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Surface Pro 4
- 春のキャンペーンで購入
- Core i7, 8GB RAM, SSD 256GB
- Signature Type Coverをセットで購入
- ペンは買いませんでした(そのうち。)
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Ubuntu
$ cat /etc/os-release
ME="Ubuntu"
VERSION="16.04.4 LTS (Xenial Xerus)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 16.04.4 LTS"
VERSION_ID="16.04"
HOME_URL="http://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="http://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="http://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
VERSION_CODENAME=xenial
UBUNTU_CODENAME=xenial
手順
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ROMを入手する
https://www.ubuntu.com/download/desktop
日本語公式サイトから入手することができますが、 Kernelが古いのか TypeCoverキーボードが動かない ので、英語版の公式サイトからisoを落とすことをおすすめします。 -
USBに.isoファイルを書き込む
自分は UNetbootin を使いました。.isoを書き込めるアプリケーションであればどれでもいいような気がします。
USBはFAT32でフォーマットしましょう(UNetbootinを使う場合)。 -
パーティションを確保する
左下のWindowsアイコンを右クリックし、「デバイスの管理」→ Cドライブを選択し、「パーティションを分割する」
適当な大きさを確保しましょう。25GB以上を確保することを推奨されています。
Recommended system requirements:
☑ 2 GHz dual core processor or better
☑ 2 GB system memory
☑ 25 GB of free hard drive space
☑ Either a DVD drive or a USB port for the installer media
☑ Internet access is helpful
https://www.ubuntu.com/download/desktop
- Bitblockerを解除する
BitblockerはUEFIブートにおいて、悪意のある第三者にCドライブの中身を取り出されないようにする機能ですが、これを有効にするとUbuntu→Windowsと切り替える際に常にBitblockerが働いてWindowsにログインできないため切ってしまいましょう。
スタートメニューを開いて「control」と入力しコントロールパネルを開く。
表示形式をアイコンに変更して、先頭のBitblockerの設定を選択することで解除できます。
Cドライブに色々入っていると解除に時間がかかるようなので、なるべく早めにやっておくと○
外出先でセキュアブートにしたい場合は下記のURLが参考になりそうです。
https://www.abten.net/2017/02/925/
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セキュリティブートの設定を変える
設定→更新とセキュリティ→回復ブートを変更するを選択するか、
再起動 or 起動時のWindowsロゴが出てる画面で本体ボリュームキーの+を押すことでUEFIブートに入れます。
セキュリティブートをMicrosoft OnlyからMicrosoft & 3rd Party CAに変更する。
(Surface Pro 3でNoneを選択させるページがありますが、4だとUbuntuを入れるなら3rd Party CAでも大丈夫です) -
Boot ConfigurationをUSB Storageに優先させる
UEFIブートの左側のタブにある「Boot Configuration」を選択すると起動ブートを選択できる項目があるため、
"USB Storage"のみにチェックを入れるか、USB Storageをタップしてスワイプし、一番上に移動させることでUSBからのBootができるようになります。
Advance optionsに"Enable Boot from USB devices"がOnになっていることを確認する(通常はOnになっているはずです)。 -
Ubuntuを起動・インストールする
USBを装着し、Ubuntuを起動。
"Using Ubuntu without Setup" か "Installing Ubuntu"を選択。
どちらの選択肢でもType Coverキーボードが適切に動いているはずなので、あとはインストーラに沿ってインストールを進めていけば問題ないです。
インストールの種類は
『Ubuntu を Windows Boot Manager とは別にインストール』を選択。
『グラフィックス、Wifi機器、Flash...』にチェックを入れる。
で問題ありませんでした。
あとは自分のやりたい言語などのインストールを行いましょう!
補足
- Ubuntuインストール後、Windows側の内部時計が9時間ズレてしまう
WindowsがJST時刻で設定されているのに対して、UbuntuがUTC時刻で設定されているため。
下記コマンドを実行し、再起動することで正しく時計が設定されるようになります。
sudo timedatectl set-local-rtc 1
参考:http://yukihane.hatenablog.com/entry/201605/ubuntu16.04-datetime