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クラウド初心者のAWS入門(第10回)

Last updated at Posted at 2020-06-11

第10回 MariaDBのインストール

プライベートサブネット上のインスタンスに、DBソフトウェアをインストールします。
MariaDBのパッケージは、前回構築したNATゲートウェイを経由しインターネットからgetします。

システム構成図_第10回目.png

以下の通り進めていきます。

DBサーバへssh接続

ご使用の端末に応じて、WindowsならTeraTerm、MACなら標準のターミナルが使いやすいかと思います。
今回はMACのターミナルを用いて作業をしていきます。

作業における注意点としては以下2点です。

  1. DBサーバはパブリックIPアドレスを持っていませんので、端末から直接ssh接続することはできません。ですのでWebサーバ→DBサーバと段階的にssh接続していきます。
  2. WebサーバからDBサーバへ接続することとなるため、Webサーバ上にDBサーバのキーファイルを格納しておく必要があります。

Webサーバへssh接続する


ターミナルで以下コマンドを入力し、Webサーバへ接続します。
キーファイルについては、フルパス指定かキーファイル格納場所まで事前にcdしてあげてください。

$ ssh -i "キーファイル" "ユーザ名"@"接続先サーバのパブリックIP"

 # キーファイル:接続先サーバ(Webサーバ)のキーファイル、「my-key.pem」、
 # 実行結果にある`./`はなくても良い。
 # ユーザ名:Webサーバのユーザ名、「ec2-user」
 # 接続先サーバのパブリックIP:WebサーバのパブリックIP、秘密
参考(実行結果) img 2020-06-04 19.34.57.png ログインに成功すると、プロンプトが以下のように変更となります。 ` [ec2-user@ip-10.0.1.10 ~]$ `

WebサーバにDBサーバのキーファイルをおく


続けて、WebサーバにDBサーバの鍵ファイルを転送します。

ターミナルをもう1個立ち上げて、以下コマンドを入力します。
上記同様、ファイル指定時は、フルパスかファイル格納場所まで事前にcdしてあげてください。

$ scp -i "キーファイル" "コピーするファイル" "ユーザ名"@"接続先サーバのパブリックIP":"コピー先ディレクトリ"

 # キーファイル:接続先サーバ(Webサーバ)のキーファイル、「my-key.pem」
 # コピーするファイル:今回は「DBserver.pem」
 # ユーザ名:Webサーバのユーザ名、「ec2-user」
 # 接続先サーバのパブリックIP:WebサーバのパブリックIP
 # コピー先ディレクトリ:指定があれば指定する(/home/aws/key等)、今回は「~」(ユーザのホームディレクトリ)
参考(実行結果) img 2020-06-04 19.46.02.png

DBサーバへssh接続する


Webサーバへ接続した状態のターミナルを利用します。
以下コマンドでWebサーバからDBサーバへssh接続します。

$ ssh -i "キーファイル" "ユーザ名"@"接続先サーバのプライベートIP"

 # キーファイル:接続先サーバ(DBサーバ)のキーファイル、「DBserver.pem」
 # ユーザ名:DBサーバのユーザ名、「ec2-user」
 # 接続先サーバのプライベートIP:DBサーバのプライベートIP、「10.0.2.10」
参考(実行結果) img 2020-06-04 19.48.12.png ログインに成功すると、プロンプトが以下のように変更となります。 `[ec2-user@ip-10.0.2.10 ~]$ `

MariaDBのインストール

DBサーバへログインができたら、MariaDBをインストールします。NATゲートウェイを削除してしまった方は、このタイミングで再作成でOKです。
以下のコマンドを実行します。

$ sudo yum install -y mariadb-server
参考(インストール画面) 依存関係のパッケージを1個1個ダウンロードしなくて良い幸せ。 img 2020-06-04 19.56.39.png

MariaDBの設定

インストールが完了したらMariaDBの起動と設定を行っていきます。ここはほぼ参考書通りです。

## 起動状態を確認する
$ sudo systemctl status mariadb

## 自動起動設定も確認する
# sudo systemctl list-unit-files | grep mariadb

## 停止しているはずなので起動する
$ sudo systemctl start mariadb

## 自動起動もしないはずなので設定する
# sudo systemctl enable mariadb

## 起動状態を再度確認する
$ sudo systemctl status mariadb

## 自動起動設定も再度確認する
# sudo systemctl list-unit-files | grep mariadb

## rootユーザのパスを設定する
$ mysqladmin -u root password

## dbにrootユーザでアクセス
$ mysql -u root -p

## dbを作成
## コマンド上、"wordpress"がDB名となる
> CREATE DATABASE wordpress DEFAULT CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_general_ci;

## 作成したDBへアクセス権を付与する
> grant all on wordpress.* to wordpress@"%" identifited by '設定したパス';

## fulshで内容を反映
>flush privileges

## wordpressユーザがいるか確認
> select user, host from mysql.user;

### ->参考(実行結果)に詳細
参考(実行結果) img 2020-06-06 14.27.43.png

以上です。次回パブリック側にWordPressをインストールしてとりあえず終わりの予定です。

参考文献

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築

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