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クラウド初心者のAWS入門(第9回)

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第9回 NATゲートウェイの構築

今回はプライベートサブネット上のインスタンスが、インターネットから必要な情報を取得できるようにするため、NATゲートウェイを作成していきたいと思います。

なお、NATゲートウェイは作成した瞬間から課金されるため、使用しない時は削除推奨です。

システム構成図_第9回目.png

NATの必要性を、今までやったことを振り返りながら、以下に記載させていただきます。

  • インターネットゲートウェイをVPC(10.0.0.0/16)に割り当てた。
  • パブリックサブネットのデフォルトゲートウェイに、インターネットゲートウェイを指定した。
  • プライベートサブネットは、内部向け通信(10.0.2.0/24)しかルートテーブルに設定してない(デフォ)。
  • なので、プライベートサブネットからは、直接インターネットに接続ができない状態。
  • でも、パッチやらソフトウェアをインターネットから持ってくるのが面倒。

NATゲートウェイの機能は現実世界のものと同じで、自宅のiPadやps4のIPアドレスをインターネット接続用アドレスに変換してくれるルータと相違なさそうです。

NATゲートウェイの作成

まずは、NATゲートウェイを作成します。
VPCダッシュボードから「NATゲートウェイ」を選択して、「NATゲートウェイの作成」です。

スクリーンショット 2020-06-03 11.29.01.png

設定項目としては以下となります。

  • 割り当てるサブネットの設定
    • NATをパブリックサブネットに作成しますので該当のものを選びます。
  • Elastic IPの新規作成
    • 固定IPを新規作成します。「新しいEIPの作成」を選択します。
img 2020-06-03 20.55.53.png

作成が完了したら、そのまま「ルートテーブルの編集」を選択して、プライベートサブネットからNATゲートウェイへのルーティングを設定します。

プライベートサブネットに割り当てられているルートテーブルを選択して、「ルート」タブから「ルートの編集」です。


ルートテーブルの確認
「プライベートサブネット」の「ルートテーブル」タブから確認できます。

img 2020-06-03 21.14.21.png

内部通信(10.0.0.0/16)以外の通信(0.0.0.0/0)は、NATゲートウェイに飛ばすルートテーブルを設定します。

img 2020-06-03 21.13.00.png

これでNATゲートウェイの作成は完了です。
次回、実際にDBソフトをインストールして、動作を確認したいと思います。

NATゲートウェイは存在するだけで課金されます、少ない手順で作成できるので、削除→使用の都度再作成が良いです

参考文献

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築

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