こんにちは!ジャックです!
外国語大学の23卒として今年の4月に都内のスタートアップに入社し、半年ほど経過したのでどんな業務を行なってきたか振り返ろうと思います。
前提
新卒として入社したとはいっても内定者インターンで一年弱働いておりました。
エンジニアとして全くのノースキルで入社したというわけではないのでご承知おきください。入社時のスペックを以下に書いておきます。
- 内定者インターンとしてRailsでAPI開発を担当(1年弱)
- Web制作会社でインターン経験あり(1年強)
- 0→1のMVPまでの新規開発
- Reactで個人開発の経験がはあるが、実務経験はない
- API, DB設計は数回行ったことがある
- インフラはさっぱりわからない
- 実務で使用したことのある技術: Ruby, Rails, Rspec, HTML, CSS, WordPress, jQuery, Git, GitHub
バックエンドの開発はたまに先輩にサポートいただきながらですが、ある程度一人称で開発ができる程度のレベルでした。
API以外にもJobやメーラーの作成などバックエンドのタスクは色々こなしたのかなぁという印象です。
開発環境
会社の規模やエンジニアチームなどの開発環境は以下の通りです。
- 3期目のスタートアップ
- 社員数は20名ほど(副業や業務委託など含めると100名弱)
- 事業は2つあり、SaaS事業と別の事業
- エンジニアチームのメンバーは5〜7名(うち正社員は自分含め3名、副業が2〜4名)
- 開発手法はアジャイル
上記の通り、正社員のエンジニアは自分含め3名しかおりません。
そのため、一人ひとりの裁量が大きく自分次第で色々なことを任せてもらえます。
半年でやってきたこと
4月からの半年で行ってきたことは主に以下の通りです。
- KPI測定をするために必要なデータを出力するjobの作成
- ユーザーヒアリング
- Vue2系からのReactへのリプレイス(責任者)
上記以外にもクライアントから個別で依頼されたデータを出力するためのスクリプトを書いたり、プロダクトマニュアルの作成・ディレクションを行ったりと細かいタスクもしてきました。
中でも大変だったのは2つ目と3つ目のユーザーヒアリングとフロントのリプレイスです。
ユーザーヒアリング
スタートアップということで開発のタスクが一時的に少なくなってきたり、リソースの問題などで新卒のエンジニアである私がユーザーヒアリングを行うことになりました(笑)
ヒアリングって質問するだけでしょ?ってやってみる前は思っていましたが、実際は全然違いました。やってみると
- どういったところにユーザーは課題に感じているのか
- どのように質問すれば本質的に解決したい課題を聞き出せるのか
という一見簡単そうに見えることがとても難しく、全然できなかったのを覚えています。
また、質問した内容の回答に対して深掘りをしないといけないのですが、ドメインに関する知識も全くないせいで、ヒアリングをしても「へ〜そうなんだ」と思うだけでインサイトを得ることが全然できませんでした。
ヒアリングは2ヶ月ほどしかしていませんが、PdMって偉大なんだなぁと実感しました(笑)
結局チームの体制が変わったりフロントのリプレイスを行うということで、私はヒアリングをすることはなくなり、開発業務にもどりました。
フロントのリプレイス
vue2系が2022年でサポートが終了するということでリプレイスプロジェクトが立ち上がりました。
当初は3系にする流れでいたのですが、私が「いや、Reactでもいいんじゃないですかね?」と提案し、色々協議した結果3系ではなくReactにリプレイスすることになりました。
社内にフロントに強い人材がおらず、Reactを触ったことがあるのが個人開発程度ですが私しかいなかったため、フロントのリプレイスの責任者は私が担うことになりました。
リプレイスなんてもちろんやったことありませんし、Next.jsも触ったことなく一から全部調べ上げました。どのようにリプレイスを進めれば安全に素早く進められるのか。どのライブラリ等の技術を選べばいいのか。
幸いにも副業の方がReactに詳しかったため、まとめてきたものをレビューしていただくことができ、設計方法やライブラリ等の技術選定を決めることができました。
自分が先頭を切って技術のキャッチアップをしながらそれを教えたり、進捗管理やタスクの切り出しなど大変ですが、とても貴重な経験をさせていただいて感謝しております。
また、今まではただのメンバーとして開発をしていましたが、責任者ということで「自分がなんとかするぞ」と意識が変わったり、マネージャーから見てメンバーは「こう動いてくれると助かるな」などがわかり、社員としての視座が一段上がった気がしています。
まだ絶賛リプレイス最中ですが、なんとかしてこのプロジェクトを完遂しようと思います。
最後に
拙い文章ですが、最後まで見ていただきありがとうございました。
スタートアップでは大変なことも多いですが、その分プロダクトを作り切った時や契約報告をもらった時はとても嬉しいです。
エンジニアとしてまだ半人前ですが、プロダクト、会社と共に成長していつの日か上場できるように邁進して参ります。