この記事は個人の使用感に基づくレビューですが、NativeMindから製品ライセンス提供を受けています(PR)Qiita ガイドラインの「宣伝記事」に該当するため、PR表記を明示しています。
はじめに
AIツールを開くたび、入力データが外部サーバーへ送られてしまうのでは?──そんなプライバシーの不安と、ネットワーク経由のもたつく速度にずっとモヤモヤしていました。
ところが先日、Product Hunt のデイリーランキングを眺めていて、偶然 NativeMind を発見。「ブラウザ拡張でローカル LLM が動く?しかもオープンソース?」と興味を持ち、さっそく試してみました。
本稿では「プライバシー」「速度」「ワークフロー一体化」の三軸で、1週間使って感じたメリットと Tips をまとめます。
1. ずっと感じていたモヤモヤ
- ページをコピーしてクラウドAIに貼り付けるたびに「これ外部サーバーに送られて大丈夫?」と気になる
- 社外VPNやモバイル回線では、クラウド往復のレイテンシがストレス
- ブラウザとチャットボット間のコピー&ペーストが地味に面倒
NativeMind Extension はこれらのモヤモヤを“ローカル実行”で一掃してくれました。
2. NativeMind Extensionとは?
機能 | 概要 |
---|---|
ローカルLLM | Ollama または WebLLM に対応。OllamaならLlama 3やDeepSeekなどの高性能モデルをフル活用 |
ページ要約 |
Ctrl + Shift + S で即座にTL;DRを生成 |
翻訳 | 選択テキストをワンクリックで日⇄英⇄中など多言語翻訳 |
AI検索 | 右クリック→「Ask AI」で文脈付き検索 |
Quick Actions | 自作プロンプトをボタン化し、右クリックメニューにも配置可能 |
コンテキスト記憶 | タブを超えて会話履歴を維持、作業継続がスムーズ |
3. インストールは3ステップ
-
拡張を取得
-
Ollamaをセットアップ(推奨)
brew install ollama ollama run llama3 # または deepseek
Mac/Linux対応、8 GB RAM以上推奨。WebLLMを選べばインストール不要で即試用可
-
拡張アイコンをピン留め
ツールバーからワンクリックで起動
4. Quick Actionsが神機能だった
公式ブログ「Make NativeMind your exclusive AI assistant」で紹介されていた通り、Quick Actions で自分専用ボタンを作れるのが最大の魅力。たとえば以下の設定を作ると、右クリックでページを選択するだけで比較表が数秒で生成されます。
{
"title": "競合サービス比較",
"instruction": "以下の製品を価格・主要機能・ユーザー層で表形式比較してください"
}
5. クラウドGPTと速度比較
シナリオ | Cloud GPT | NativeMind (Ollama) |
---|---|---|
300字ページ要約 | 2.3 s | 0.8 s |
技術記事翻訳 | 3.4 s | 1.1 s |
PDF 1 MB QA | 5.6 s | 2.9 s |
計測環境
• MacBook Air (M2, 16 GB RAM) + 有線LAN 1 Gbps
• Cloud GPT = ChatGPT Plus (gpt‑4o) Web版、東京リージョン
• NativeMind = Ollama 0.1.34 + Llama 3‑8B‑Instruct Q4_K_M
• 各シナリオを同一プロンプトで3回ずつ実行し、中央値を採用。個人計測のため環境差で変動しますが、ローカル実行が一貫して高速でした。
6. 使って分かったTips
- 右クリックメニュー を必ずONにすると最短動線で呼び出せる
- Quick Actionsは「役割+出力フォーマット+評価軸」を具体的に書くと精度UP
- メモリ8 GB未満なら WebLLM + Qwen 0.6B モデルで軽量動作可
7. まとめ
プライバシー × 速度 × ワークフロー一体化を同時に叶えるNativeMind Extensionを導入してから、ChatGPTタブを開く回数が激減しました。ローカルAI、想像以上に実戦投入できます。
ちなみに本拡張は MITライセンスのオープンソース で、私は GitHub で☆を付けて 次のアップデートを楽しみにしています。
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