26
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

この記事は NIJIBOX Advent Calendar2019の8日目の投稿です。

#はじめに
この記事では新人FrontendエンジニアのJSONハードコーダーがWEB業界で半年働いて得たTipsを紹介します。

これを読んでいる皆さんの中には、社内のコミュニケーションツールとして「Slack」を使ったことのある方が多いのではないでしょうか?そして分報文化を社内に取り入れた方が良いのかどうか?という議論もよく飛び交っていますよね。
そんな議論で消耗するくらいならさっさと導入しましょう。なぜならチームにとってデメリットを上回るメリットがあると思うからです。何より、分報文化は新人エンジニアを救済してくれると僕は思います。
今回はそんなSlackを用いた新人向けの**分報活用しようぜ!**ってお話をします。

##timesとは?
日報ならぬ、「分報」という文化があるのをご存知の人も多いかと思いますがtimesとは「分報を行うSlackのチャンネル」のことを指します。(以下、分報のチャンネルのことは「times」とします。)
1日に一度行う進捗報告ではなく、もっとラフな感じで、イメージとしては「社内版のTwitter」です。
僕はtimesを限りなく自由な場だと感じているので本当に自分のつぶやきの場という認識があってると思います。(弊社では毎日呟かないといけない!といった強制はないですし、timesを作ること自体任意です。)

このtimesの文化によるメリットは結構あります。
「新人の僕にとって嬉しい点」に絞って紹介したいと思います。
##メリット

・個人的な作業メモを残すことができる
・Slack連携ツールを他人を気にせず試すことができる(自分のカレンダー予定を流したりtodo管理をSlack上でやったり)
・困っていることをつぶやくだけで解決することがある
・日報と比べ、リアルタイムにフィードバックを貰える
・誰がどんな業務をしているのかがわかる
・分報チャンネルが「自分専用の部屋」となることでチャットベースのコミュニケーションに慣れたり、心理的に発言のハードルが下がる
・それまでDMなどで行われる可能性があったやりとりをpublic channelで行うことができる(情報のオープン化)
・技術的知見を知ることができる
・趣味や興味関心ネタがわかるので「人となり」がわかる(コミュニケーションの促進)

分報を導入して3年経ったので振り返るより引用

###意に反して困っていることやわからないことをつぶやいてしまう
新人エンジニアにとって、技術的にわからないことや、業務の進め方など多くの細かい問題が出てくると思うので、こういった問題に対してリアルタイムフィードバックがもらえるのはかなりのメリットになります。

わからないことを即時フィードバックしてもらい、かつ知見までもらっています。それだけでなく、業務的な指示をもらえるので作業が円滑に進みます。参考に僕のtimesでの先輩とのやりとりを貼ります。

adokare01.png

###思わずコミュニケーションが促進されてしまう
コミュニケーションが円滑になれば、チーム内の人間がどういう人かもわかるし(仲良くもなれるよ!)、〇〇さんはこういった点に強みを持っている!とかもわかります。業務の話でいうなら、このタスクは誰が詳しいかとかもわかります。「このことは〇〇さんに聞いたら良いのか!timesで聞いてみよ!」となり、問題解決の時間は大幅に短縮できます。「これわかんないけど誰に聞けばいいんだろ....先輩には話しかけにくいしな...」で時間を消耗しなくて済みます。

###図らずもアウトプットの場ができてしまっていた
学びをアウトプットすることが一番の成長だと思います。
教えてもらったことやドキュメントを読んで得た知識を自分の言葉で書き出すことは学習したことの整理にもなります。
僕はアウトプットしたことが意外と自分の中に残っていますし、全容を覚えてなくてもtimesで書いたことさえ思い出せればすぐに見返せるし、調べ直す手間も省けますよね。
他にも、先輩エンジニアがtimesを見てくれて、この解釈はちょっと違うんじゃない?と行ったコメントをくれ、軌道修正してくれるのは、新人エンジニアにとってめちゃくちゃメリットです。

###先輩のtimesを見て時間を溶かしてしまう
先輩エンジニアのアウトプットは知見の宝庫です。見るだけで学びですし、今の自分では絶対知り得ないこと、理解できなかったことも学べます。知見です。

などなど多くて書ききれませんが

つまり、良いことしかない!

ということですね?では導入に参りましょう。

##timesの導入

めっちゃ簡単です。Slackを使ったことがある人なら今すぐはじめられます。
times_{自分の名前やあだ名}という自分専用の個室チャンネルを作ります。これをチーム全員分作れば終わりです。

##全員参加のチャンネルではダメなのか?

ここで、チームのみんなのいるgeneral的なチャンネルでやれば良いのでは?って思う方もいるかもしれませんが、個人チャンネルの方が自分の部屋感があるのでつぶやきやすいです。心理的ハードルが低いのは意外と重要です。
そもそもgeneralのような多くの人がいる場で自分のタスクのことを各々が書いたらカオスすぎてキャッチアップできなくなります。

##強制ではないとは言ったがあれは嘘だ
全員がtimesチャンネルを作ったとしても、各々のアウトプット習慣やチームの雰囲気によって、投稿頻度は変わってくる気がします。
僕が参画した現場でもtimesが盛り上がっているところもあれば、あまり使われていないところもありました。
僕的には是非とも導入した方が良い文化だと思います。最初の雰囲気が形成されるまではちょっと頑張ってアウトプットしましょう!アウトプットは慣れです。最初は戸惑うかもしれませんが、何も技術の話や、業務の話だけしかしてはダメという訳ではないです。気軽に今日の食べたご飯とかそんな感じのつぶやきからはじめて言っても良いと思います。

##ポエム
新人エンジニアは質問するの恥ずかしい&こんなしょうもない質問して良いのだろうか...
という思考(僕もそうでしたw)になって、自分でずっと調べて結果、何も進捗が出ないという負のスパイラルに陥りがちだなって思います。

立ち止まるくらいならどんどん質問していった方が良いですし、
質問できるようになることがエンジニアとしての一歩のような気もします。

timesでアウトプットしていくことで、先輩エンジニアの方からの導きを受けられて、ちゃんとしたエンジニアとしての仕事の進め方や振る舞いを学べわからないがわからない状態を冷静に整理でき、1つ1つ地に足をつけた成長ができると思います。

新人エンジニアの皆、今すぐtimesを作ろうな!!

26
7
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
26
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?