ServiceNowにおけるプロジェクト管理について、こちらの続き。
進捗管理、コスト管理については、雰囲気は見えた気がする。
では、品質管理は?
ServiceNowとしての品質管理の考え方がいまいち見えない。
ただ、テストプロセスの管理のために、Test Management アプリケーション が用意されているようなので、これを確認してみます。
Test Management アプリケーション
1.0と2.0があるということで、比較がされており、それを見れば当然2.0を使うべきではと思うのですが、ドキュメントは1.0の方が充実しているように見えます。しかし、きっと2.0でカバーされていると信じて、2.0の方で進めてみます。
「Test Management 2.0 プラグイン (com.snc.test_management.2.0) を有効にします」とのことなので、下記で良いと思いますが、有料と書いてますね・・・どうなるのだろう・・・
メニューに追加されました。
ServiceNowにおける「一般的なテスト」
基本スタンスがボトムアップ?テストを作るという最下層の作業をして、それを上位のテストセットに所属させ、その上でテスト計画を作成する・・・
テストの作成
「デモデータのロード」をチェックしておいたので、サンプルが登録されているのは嬉しい。
が、特に絞り込みや階層構造がない。すなわち、あらゆるプロジェクトの全テストが一覧表示される・・・
その辺の考え方がよく分からない。
各テストの登録内容は、このような感じ。
テストステップに対して、テスト結果が結びつく。
そういう意味では、テストバージョンにステータスが結びつく。
テストとしても、テスト結果という情報を持っている。
テスト結果20件の中に入っている明細=テストステップは同じ内容。
すなわち、自動テストを繰り返しているイメージ?
途中失敗とかになっているのは何かの影響でリグレッションテストに失敗したというようなイメージ?
日本人大好きテストエビデンスの管理は?・・・一旦置いておきます。
テストボード
さまざまなテスト計画をテストボードで一覧確認する、というイメージですね。
期間の定義と、テストの工程分けをイメージしているようです。
ServiceNowとしての言葉は、テストサイクル。
テスト実行スイートの中にテストが登録され、担当者が割り当てられる。
なお、テストにも、計画立案コンソールの名前で、ガントチャートが提供されている。
まとめというか・・・
このテスト結果をどう評価しているのか、ということを管理するという考え方はないのか?
例えば、こちらに書かれているような内容。
批判の対象になっているのは、広く使われてきたからであり、少なくとも基礎知識としては持っておくべきではないかと思うのですが(使うべきとは言っていません、というか、批判したい側です)、そういう観点がないのだな、と思ってしまいました。
途中で書いた、エビデンスの話。
エビデンス管理は置いておくとしても、テストパターン表を作ったりしたら、テストケースと一緒に置いておきたい。
一番得意と想像していた、テスト不合格時の指摘事項の管理も、特に見当たらない。
そして、プロジェクトという括りが見当たらない。
これはあまりにも不完全燃焼と言わざるを得ませんが、もう少し見てみます。