ServiceNowにおけるプロジェクト管理について、こちらの続き。
開始: プロジェクト管理
プロジェクト管理については、ドキュメントはここから始めると良さそう。
ビデオをさらっと見て雰囲気を掴む。
プロジェクト管理 の基本
プロジェクトは、より大きなプロジェクトポートフォリオの一部ですか?
複数のプロジェクトはフラットではなく、顧客A向けのaシステム開発プロジェクトと、bシステム開発プロジェクトがあり、さらにaシステムの2021年度改修プロジェクトと2022年度改修プロジェクトがある、みたいな関係性を管理できて欲しい。
プロジェクトワークスペース
上記のような、複数プロジェクトの階層関係がどこまで表示されるかは気になる。
この辺は試してみたいところ。
ただ、ここは複数プロジェクトを一覧で見るということで、結局みんなグリーンだね、というレベルでしかないかな。むしろそのレベルでもなくて、単純に自分の関係するプロジェクト一覧。そこから、プロジェクトのページに入って、「分析」「詳細」などの各タブの情報を見る、という、という感じのように思います。
「計画」タブで計画立案コンソール=ガントチャートの表示と、プロジェクトワークベンチを切り替えられます。
最初プロジェクトワークベンチが、プロジェクトの概要ページ=「分析」タブかと思いましたが違いました。ワークベンチ表示、ドキュメントでは結構推してきている気もしますが、見やすくない・・・
リソース
「リソース」タブでリソース計画の編集ができる。
検索してユーザを追加しようとしたら一人だけ出てきた。
これは、どこから出しているのか、新規追加しようとするとIDも手入力になるが、登録済みユーザ(それは他システムの社員マスタをインポートするなどできるのか)を選択することはできないのか、などなど気になるところです。
とりあえずその一人に120人日割り当ててみると、月別に割り振って表示してくれました。
コスト計画
「財務」タブからコスト計画の編集ができる。
最初は「会計期間は生成されません。」と表示されたので、「会計期間を生成」を押しました。
たいそうなメッセージが出る割にはOKしか押せない。
1月開始で作っちゃった。
おそらく、システム全体=企業としての会計期間、集計単位を定める、ということですね。
その上で、改めて「財務」タブに戻ると、こんな画面。
リソースタイプは、このような選択肢から選択する。
「リソースタイプ」は「コストタイプ」の誤訳?そして、ここ日本語化してほしかった・・・
Capex
Capital Expenditure=設備投資。
個社顧客向けSIプロジェクトを念頭に置くならばあまり出番はないか。
Opex
Operating Expense=事業運営費。
これを、プロジェクト予算で準備するレンタルPCなり、サービス利用経費なり、そして人件費をコスト定義する。
では、1月に単金5000円で3人が120H動くとして登録する。これは本当は、毎月各人の動く時間は異なることが想定されるので、月別に登録したい。なので、2月は2人120Hとしてみる。
一方レンタルPCは1台12,000円で6ヶ月借りるとして、繰り返し、という登録ができるのでそうしてみる。
こんな感じ。
こう集約されるなら、本当は、LaborOpexの部分は、人件費という名前ではなく、人別にしたい・・・と思ったら、リソースタイプで「Labor Opex」を選択すると、「リソース計画」が選択できるようになる。
これを選ぶことによって、リソース計画で定義されている工数に基づいて計算されるっぽい。
そうならば、人別リソース計画を作って、コスト計画で単金を設定するというのを各人についてやれば良いので、流れとしては良さそう。
そうならば、名前(メンバーA)は、コスト計画の名前から引っ張ってくれれば良いのにとかはあるけど、まあ良いか。
あとは、やはり気になるのは、こういう入力をこの画面からやるのか?AもBも単金は一緒なのだからそこはコピペでやりたいよ、というあたりがどの程度対応されるのか、ということ。
利益計画の方は、ちょっと難しそう。
カテゴリとして用意されているのはこのようなもの。
やはり顧客向けSIプロジェクトを念頭に置くならば、そもそも顧客売価はどこかで登録管理できるのか。
それとSE原価との差がそもそも利益であるわけで、それこそプロジェクトワークスペースで表示しておきたい気がする。
さらに、SE原価に含まれるリスク費用、さらには作業効率化等によるSE原価低減、そういうったものをどう把握しようとしているのかがいまいち見えないです。この辺はもう少し深掘りが必要。
個人的にはあまり関心がないので良いですが、財務タブに資金タブがあるそうですが、見当たりませんでした。
ステータスレポート
毎月のプロジェクト報告会などに使えるのか?
こんな感じで入力すると、下記のようなレポートが作成される。
サマリーレポートとしては良いですね。
概要のところとか、日本人だと絶対表形式にすると思いますが。日本人は表が好き・・・
報告会はこれを説明しながら、各タブを切り替えて数値情報を見れば良い。そういうのが良いな・・・(これ以上は略)
ただ、品質情報がないですね。
その辺は引き続き見ていきたいと思います。