[iOS] SnapKitとThenについて

⭐️ はじめに

SnapKitとThenというライブラリーはコードを簡潔に、効率に記述するため使います。
本記事ではこのライブラリーたちの使い方とどんな形に簡潔になるか見てみます。

👨‍💻 詳細

SnapKit

まずは SnapKit について見ていきましょう。

SnapKitを使うためは以下の環境が必要です。

• iOS 12.0+ / Mac OS X 10.13+ / tvOS 10.0+
• Xcode 10.0+
• Swift 4.0+

SnapKitを使わないと

let box = UIView()
box.translatesAutoresizingMaskIntoConstraints = false
view.addSubview(box)

NSLayoutConstraint.activate([
    box.widthAnchor.constraint(equalToConstant: 50),
    box.heightAnchor.constraint(equalToConstant: 50),
    box.centerXAnchor.constraint(equalTo: view.centerXAnchor),
    box.centerYAnchor.constraint(equalTo: view.centerYAnchor)
])

こんな感じで記述します。
これだけみたら、良いんじゃないかと思うかもしれないですが、

SnapKitを使うと（SnapKitのGithubにある例文）

let box = UIView()
view.addSubview(box)

box.snp.makeConstraints { (make) -> Void in
    make.width.height.equalTo(50)
    make.center.equalTo(self.view)
}

こんなに簡潔になります。

上のコードブロックにある、
make はクロージャの引数であり、省略せずに書くこともできますが、Swift では $0 のように Shorthand Argument Names（短縮引数名） を使ってもっと簡潔に記述できます。

let box = UIView()
view.addSubview(box)

box.snp.makeConstraints {
    $0.width.height.equalTo(50)
    $0.center.equalTo(self.view)
}

最初のコードブロックに比べて確かに簡潔になっているのがわかりますよね？

Then

次はThenにつしてみてみましょう。

Thenを使うためには以下の環境が必要です。

• Swift 5.0+

Thenを使うと、

let label: UILabel = {
  let label = UILabel()
  label.textAlignment = .center
  label.textColor = .black
  label.text = "Hello, World!"
  return label
}()

上のコードが

let label = UILabel().then {
  $0.textAlignment = .center
  $0.textColor = .black
  $0.text = "Hello, World!"
}

こんなに変わります。

見ればまあまあだと思うかもしれないけど、
実際に使って見ると本当にコード記述の効率性も高まり、すっきりとした印象を受けることができます。

💬 まとめ

SnapKitとThenはセットで使用すると非常に便利なライブラリだと思います。
UIKitでUIコードを記述する際には、ぜひ使ってみてください。