Free Tier枠のATPを使ってデモ環境を作成する
OCIのWEBコンソール上でも紹介されているMuShop Basicの作成を試してみた。
作成手順自体は資材のDLを行うGithubのReadMeにも記載されているが、
今後のために画面コピーなども交えて分かりやすく(したつもり)。
1.資材のダウンロード
こちらのGithubから下記スクショの赤枠のファイル「mushop-basic-stack-v1.1.0.zip」をDLする。
基本的にはこのGitに記載の手順でやれば問題はない…。

2.構成
構成されるデモ環境のシステム構成は以下の通り。
手順1
下記スクショの様にOCIコンソールにログインしてホーム画面から「リソース・マネージャ > スタック」を辿り、
スタックの画面で[スタックの作成]を押下する。

手順2
「マイ構成」にチェックが入っていることを確認して、「.zipファイルをここにドロップします」の部分に
「mushop-basic-stack-v1.1.0.zip」をドラッグアンドドロップする。
名前は自動で入力されるが説明は入力されないので、必要があれば入力する。
コンパートメントを変更する場合は変更して、[次へ]を押下する。
手順3
General Configuration に以下設定がされていることを確認。
- DATABASE NAME:mushop(好きにしてもいいっぽい)
- NODE COUNT:2
※SSHでインスタンスにログインする場合は、公開SSHキーを入力して[次]を押下。
手順4
構成する情報に問題がないことを確認して[作成]を押下。
画面遷移して、下記のような画面になった後、「Terraformアクション > 適用」を押下。
適用のポップアップが出てくるが、そのまま[適用]を押下。

手順5
成功するとアイコンが元の緑色になり、アイコンの下に「成功」と表示されるので、
画面を下にスクロールして、ログの一番最後に表示されているログイン情報を記録する。
尚、この際に構成するFree Tierの数が足りない場合はエラーになるっぽい・
(自環境で試した際に、VCNの数が引っかかって一度失敗した…)


Apply complete! Resources: 19 added, 0 changed, 7 destroyed.
Outputs:
autonomous_database_password = <PASSWORD>
comments = The application URL will be unavailable for a few minutes after provisioning, while the application is configured
dev = Made with ❤ by Oracle A-Team
lb_public_url = http://111.111.111.11
※autonomous_database_password は、作成したATPにログインするためのパスワード。
lb_public_url は作成されたデモ環境のURL。
また、上記で「lb_public_url」で指定されているURLにアクセスすると、作成したデモ環境(MuShopのサイト)にアクセスできる。
3.デモ環境の確認
手順1
「ホーム > Autonomous Transaction Processing」から作成したAutonomous Database(ATP)が確認できる。
同じ要領でコンピュートや仮想クラウドネットワーク(VCN)も確認しておく。
尚、ATPやコンピュートについては為念でAlways Free と表示されていることを確認しておく(されていない場合は多分課金されるので…)。
手順2
「ホーム > Autonomous Transaction Processing > 作成されたインスタンス名」で作成したデモ環境を開き、
「[ツール]タブ > SQL Developer Web」を押下後、遷移したログイン画面で以下を入力する。
- ユーザー名:admin
- パスワード:autonomous_database_password の値
手順3
[ワークシート]タブにてCATALOGUE_USERの持つテーブルを確認して、好きなテーブルに検索を実施すれば、
デモ用のテーブルのデータを確認することができる。
select table_name from dba_tables where owner='CATALOGUE_USER';
select * from catalogue_user.products;
データを追加したりした場合にどうなるのか、とかも気が向いたら試してみようかな。