【初心者向け】GitHubの基本的な使い方(2026年版)
この記事では、GitやGitHubがよくわからない初心者向けに、基本的な操作手順をできるだけやさしく整理して解説します。
コマンドはそのままコピーして試せる形で載せています。
GitとGitHubとは?
Gitとは
Git は、ファイルの変更履歴を管理するための仕組みです。
たとえば、次のようなことができます。
- いつ、どのファイルを変更したか記録する
- 変更前の状態に戻す
- 複数人で同じプロジェクトを安全に編集する
- 機能ごとに作業を分ける(ブランチ)
GitHubとは
GitHub は、Gitで管理している内容をインターネット上で保存・共有できるサービスです。
自分のバックアップ先として使えるだけでなく、チーム開発やソースコードの公開にも向いています。
GitHubを使うメリット
- ファイルの履歴管理ができる
- 誤って消した内容を戻しやすい
- 複数人で同時に開発しやすい
- 自分の成果物を公開・共有できる
- 別PCへの移行やバックアップがしやすい
事前準備
GitHubを使う前に、以下を準備しておくとスムーズです。
- GitHubアカウント
- Git のインストール
- ターミナル(Mac / Linux)または PowerShell・コマンドプロンプト(Windows)
Gitが入っているかは、次のコマンドで確認できます。
git --version
バージョンが表示されればOKです。
① GitHubアカウントを作成する
GitHub公式サイトで無料アカウントを作成します。
- ユーザー名
- メールアドレス
- パスワード
を設定して登録しましょう。
プロフィール画像や表示名も設定しておくと、後で見返したときに管理しやすくなります。
② 新しいリポジトリを作成する
GitHubにログイン後、右上の 「+」→「New repository」 を選択します。
設定項目の意味は次のとおりです。
-
Repository name
リポジトリ名。英数字とハイフンでシンプルにつけるのがおすすめ
例:my-first-repo -
Description
リポジトリの説明。任意 -
Public / Private
-
Public:誰でも閲覧可能 -
Private:自分や招待した人だけ閲覧可能
-
-
Add a README file
最初からREADMEを作成できます。初心者はチェック推奨 -
Add .gitignore
不要ファイルをGit管理対象から除外する設定ファイルを追加できます
例:Node.js、Python、Java など -
Choose a license
公開リポジトリでライセンスを明示したい場合に設定します
最後に 「Create repository」 をクリックします。
③ リポジトリをローカルにコピーする(clone)
GitHub上に作成したリポジトリを、自分のPCにコピーします。
git clone https://github.com/あなたのユーザー名/リポジトリ名.git
このコマンドの意味
-
git clone
GitHub上のリポジトリを丸ごとローカルに複製するコマンド
実行後どうなる?
- 現在いるフォルダの中に、リポジトリ名のフォルダ が作成される
- GitHub上のファイルや履歴がコピーされる
SSHでクローンする場合
SSH設定済みなら、次の形式も使えます。
git clone git@github.com:あなたのユーザー名/リポジトリ名.git
注意:cloneする場所
git clone は、今いるディレクトリの中に新しいフォルダを作る コマンドです。
先に保存先へ移動してから実行するとわかりやすいです。
cd C:\work
git clone https://github.com/あなたのユーザー名/リポジトリ名.git
Mac/Linux の例:
cd ~/work
git clone https://github.com/あなたのユーザー名/リポジトリ名.git
④ リポジトリに移動する
クローンした直後は、そのフォルダの中に移動して作業します。
cd リポジトリ名
今どこにいるかわからなくなった場合は、次のコマンドで確認できます。
Windows:
cd
Mac/Linux:
pwd
⑤ ファイルを作成・編集する
クローンしたフォルダの中で、テキストエディタやIDEを使ってファイルを作成・編集します。
たとえば index.html や README.md を追加してみましょう。
⑥ 変更状態を確認する
編集したら、まず現在の状態を確認します。
git status
このコマンドでわかること
- 変更されたファイル
- 新しく追加されたファイル
- コミット対象としてステージングされたファイル
- まだGitに登録されていないファイル
初心者は、何か操作する前に git status を見る癖をつけると失敗しにくいです。
⑦ 変更をステージングする(add)
変更内容を「次のコミットに含める対象」として登録します。
すべての変更を追加する場合
git add .
特定のファイルだけ追加する場合
git add README.md
コマンドの意味
-
git add .
カレントディレクトリ以下の変更をまとめてステージング -
git add ファイル名
指定したファイルだけステージング
addした後に確認
git status
Changes to be committed に表示されていればOKです。
⑧ 変更をコミットする
ステージングした内容を履歴として保存します。
git commit -m "READMEを追加"
このコマンドの意味
-
git commit
変更履歴を記録する -
-m "メッセージ"
コミットメッセージをその場で指定する
コミットメッセージのコツ
後で見返したときにわかるように、内容を具体的に書くのがおすすめです。
例:
git commit -m "ログイン画面の初期レイアウトを追加"
git commit -m "READMEに環境構築手順を追記"
git commit -m "不要な画像ファイルを削除"
⑨ GitHubへアップロードする(push)
ローカルでコミットした内容をGitHubへ反映します。
git push origin main
このコマンドの意味
-
git push
ローカルのコミットをリモートへ送る -
origin
通常、最初に登録されているGitHub側の接続先名 -
main
送信先のブランチ名
よくあるポイント
- 新しいリポジトリでは
mainが使われることが多い - 古い環境や既存プロジェクトでは
masterの場合もある - ブランチ名がわからないときは次で確認できます
git branch
現在いるブランチには * が付きます。
⑩ GitHub上で確認する
ブラウザでGitHubのリポジトリページを開くと、アップロードしたファイルやコミット履歴が確認できます。
- ファイル一覧
- READMEの表示
- コミット履歴
- ブランチ
などが反映されていれば成功です。
よく使う基本コマンドまとめ
| コマンド | 意味 |
|---|---|
git status |
現在の変更状態を確認する |
git add . |
変更をまとめてステージングする |
git add ファイル名 |
指定したファイルだけステージングする |
git commit -m "メッセージ" |
変更を履歴として記録する |
git push origin main |
GitHubに反映する |
git pull origin main |
GitHub側の最新状態を取得して反映する |
git log |
コミット履歴を見る |
git diff |
変更差分を見る |
git branch |
ブランチ一覧を確認する |
git switch ブランチ名 |
ブランチを切り替える |
git switch -c 新しいブランチ名 |
新しいブランチを作成して切り替える |
git remote -v |
接続先のリモートURLを確認する |
git rm ファイル名 |
Git管理下のファイルを削除する |
git pull とは?
GitHub上で更新された内容をローカルに取り込むコマンドです。
git pull origin main
どんなときに使う?
- 別のPCで更新した内容を取り込みたいとき
- 他の人が更新した内容を反映したいとき
- 作業を始める前に最新状態へ合わせたいとき
git diff とは?
変更前と変更後の差分を確認できます。
git diff
よくある使い方
- addする前に変更内容を確認する
- どこを修正したか見返す
- 意図しない変更が入っていないか確認する
ステージング済みの差分を見たい場合は次です。
git diff --staged
git log とは?
過去のコミット履歴を確認できます。
git log
見やすく1行で確認したい場合は次も便利です。
git log --oneline
ローカルで作ったフォルダを後からGitHubに登録する方法
最初にGitHubからクローンするのではなく、すでにPC上にあるフォルダをGitHub管理したい 場合もあります。
その場合は次のように操作します。
cd 既存フォルダ
git init
git add .
git commit -m "初回コミット"
git remote add origin https://github.com/あなたのユーザー名/リポジトリ名.git
git branch -M main
git push -u origin main
補足
-
git init
そのフォルダをGit管理対象として初期化する -
git remote add origin ...
GitHub上のリポジトリを接続先として登録する -
git branch -M main
現在のブランチ名をmainに変更する -
git push -u origin main
初回push時によく使う。今後のpush先を関連付けられる
認証で詰まりやすいポイント
GitHubへ push するとき、認証が必要になることがあります。
接続方法には主に次の2種類があります。
HTTPS
git clone https://github.com/あなたのユーザー名/リポジトリ名.git
- わかりやすく始めやすい
- 環境によっては認証情報の入力が必要
SSH
git clone git@github.com:あなたのユーザー名/リポジトリ名.git
- 事前にSSH鍵の設定が必要
- 設定後は比較的スムーズに使いやすい
初心者はまずHTTPSで始めても十分です。
初心者がよくつまずくポイント
1. git add しただけではGitHubに反映されない
add は準備段階です。
GitHubに反映するには、基本的に次の順番が必要です。
git add .
git commit -m "変更内容"
git push origin main
2. commit しただけでもGitHubには反映されない
commit はローカルPCに履歴を保存しただけです。
GitHubへ送るには push が必要です。
3. 今どのブランチにいるかわからない
git branch
4. 何を変更したかわからない
git status
git diff
まとめ
GitHubの基本的な流れは次の5ステップです。
- GitHubでリポジトリを作成する
- ローカルにクローンする
- ファイルを編集する
-
add→commitする -
pushしてGitHubに反映する
まずは小さなリポジトリで練習して、status を見ながら操作に慣れていきましょう。
質問や「ここがわかりにくい」という点があれば、ぜひコメントで教えてください。