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KaggleAdvent Calendar 2022

Day 24

最先端時系列データ分析モデルETSformerを使ってみた

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概要

本記事は、Salesforceが2022年に発表した最先端の時系列データ分析モデルであるETSformerの紹介です。多くの時系列タスクでSOTAを達成したと論文には書かれています。まだQiitaやKaggleにはETSformerについての記載が無いので記事を書いてみようと思いました。
また、Streamlitを用いてウェブアプリ化し、ETSformerを手軽に体験できるようにしました!

ETSformerとは

ETSformerの論文についてChatGPT先生に聞いてみました。ChatGPT先生は論文の解説も端的でわかりやすいですね!
※ただし、たまに間違ったことを言うこともあるので注意が必要です。


You:「ETSformer: Exponential Smoothing Transformers for Time-Series Forecasting」という論文について解説してください。

ChatGPT:「ETSformer: Exponential Smoothing Transformers for Time-Series Forecasting」という論文では、時系列データ分析において、Transformers アーキテクチャを採用したモデルを提案しています。
このモデルは、時系列データを処理するために、Exponential Smoothing (指数平滑) という手法を組み合わせています。指数平滑は、過去のデータを加重平均して、未来のデータを予測する手法です。このモデルでは、指数平滑を行う部分を、Transformers のエンコーダー部分に対応させています。
また、このモデルでは、指数平滑では表現できないような複雑な時系列パターンも処理できるように、複数の Transformes ブロックを組み合わせることで、より複雑な時系列データを処理することができるようになっています。
このモデルは、様々な時系列データセットを用いて評価されており、他のモデルよりも優れた精度を発揮することが示されています。


手軽にETSformerを体験できるウェブアプリをつくりました!

Streamlitを用いてウェブアプリ化し、ETSformerを体験できるようにしました。
こちらからアプリを体験できます。
ETSformerは、Exponential Smoothing (指数平滑)とTransformerの合せ技です。パラメータチューニングが少し大変かもしれません。今回は論文のパラメータをそのまま用いています。

アプリのスクショ
アプリのスクショ.png

Kaggleで使うには?

実際に使う際は、ETSformer-pytorchを使用するのが簡単です。ただし、Pythonのバージョンが3.8以上である必要があるので、Kaggleのノートブック環境ではPythonのバージョンが足りずインストールできないです。GCPを使うか、ローカルで動かす必要があります。
※2022年12月現在KaggleのPythonのバージョンは3.7.12でダウングレードもアップグレードもできないです。

まとめ

この記事では、最先端の時系列データ分析モデルであるETSformerの紹介を行いました。また、それを体感できるウェブアプリを実装しました。
画像認識や自然言語処理ではディープラーニングがデファクトスタンダードですが、時系列タスクにおいては勾配ブースティング系のLightGBMなどがKaggleにおいては猛威を振るっています。近い将来に時系列タスクにおいても、ディープラーニングがデファクトスタンダードになるのか楽しみにしています。

ソースコード

ソースコードはGitHubで公開しています。参考になれば嬉しいです。
https://github.com/Isaka-code/ETSFormer-practice

参考文献

この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。

@misc{woo2022etsformer,
    title   = {ETSformer: Exponential Smoothing Transformers for Time-series Forecasting}, 
    author  = {Gerald Woo and Chenghao Liu and Doyen Sahoo and Akshat Kumar and Steven Hoi},
    year    = {2022},
    eprint  = {2202.01381},
    archivePrefix = {arXiv},
    primaryClass = {cs.LG}
}
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