はじめに
機械学習を活かして価値を創出するには、単に優れたモデルを作るだけでは十分ではありません。モデルを本番環境で安定稼働させ、ユーザーに届け、改善を続けるためには、ソフトウェア開発の知識とスキルが欠かせません。
本記事では、AI系の人が隣接領域(SQL、データベース、サーバーサイドエンジニアリング、API開発、Docker、コンテナ、CI/CD、GitHub Actions、ソフトウェアテスト、セキュリティなど)を効率よく習得し、ビジネス価値につなげるためのUdemy講座をご紹介します。
情報が点在するさまざまなトピックを独学で網羅するのは至難の業です。そこで、一気通貫で習得できるUdemy講座を活用することで、よりスムーズに「つよつよエンジニア」への第一歩を踏み出せるでしょう。
おすすめのUdemy講座
レンタルサーバーで始めるサーバーサイドエンジニアのためのPythonを使った個人開発プロセスとポートフォリオ構築
初心者で一から始めてPythonやFlaskを取り巻くシステムのエコシステムを理解し、ビジネス理解を得てつよつよエンジニアへの一歩を踏み出そう
この講座は、PythonとFlaskを使ったWebアプリ構築を通して、サーバーサイド開発に必要な基礎から応用までを体系的に学べる設計となっています。実際に学んでみて、AI系の人(私自身を含む)がソフトウェア開発に挑戦する際に、とても役立つ内容だと思いました。
おすすめしたい理由
1. 幅広いトピックを網羅
この講座は全14セクション、78のレクチャーで構成されており、AIエンジニアにとって必要な隣接領域を学ぶことができます:
- GitHubやDockerなどのソフトウェア開発技術: 必要なソフトウェア開発技術をまとめて習得(セクション2)
- データベース設計: Flaskを用いたデータベース接続、MySQLサーバーやテーブルの作成(セクション7)
- API開発: Flaskを使ったシンプルなAPI開発方法を解説(セクション12)
-
ソフトウェアテストの基礎と応用: pytestやGitHub Actionsを学び、コードの品質向上に貢献(セクション13)
など
2. 講師の方の実績
講師の方は、書籍の出版や10以上のUdemyコースを公開されている経験豊富なエンジニアの方です。
実際、私はこの講師の方の別のUdemy講座(【実戦で学ぶ基盤構築】ローカル端末で作り理解するエンジニアのための機械学習基盤の作成とMLOps)を先に受講しました。そのUdemy講座もとてもわかりやすく、実践的で多くの学びがありました。この講師の方が公開されている他の講座にも興味を持ち、本講座にたどり着きました。
講師の方の経験に基づく具体的な学びが詰まっている点も、この講座をおすすめする理由です。
3. 実践的なプロジェクトを通じた学習
この講座のもう一つの魅力は、実践的なアプローチです。単なる理論の解説にとどまらず、実際に手を動かしながら、学んだ内容を即座に試せる構成になっています。PythonやFlaskを使った開発環境の構築から、APIやデータベースの設計、Dockerまで、ソフトウェア開発に必要とされるプロセスを一通り体験できます。
このUdemy講座を修了する頃には、ソフトウェア開発の実践的な知識が身についていることを実感できると思います。
おわりに
AIだけでなくソフトウェア開発スキルを身につけることで、機械学習をより実践的に活用できます。しかし、どこから手をつけるべきか、何を優先して学ぶべきか迷うことも多いと思います。今回ご紹介したUdemy講座は、そうした課題を解決するための最適な学習リソースです。一つの講座で、SQL、API開発、Docker、CI/CDなどの隣接領域を一気通貫で学べるため、効率よくソフトウェア開発スキルを習得できます。実践的なプロジェクトを通じて学ぶことで、学んだ知識をすぐに試せる構成になっています。この講座が、AIとソフトウェア開発の壁を越えるための第一歩となれば嬉しいです。
(私も頑張ります!)