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cURL を Windows11 にインストールしてみた。

Last updated at Posted at 2023-02-16

Windows の cURL は、環境や使い方によって機能などが異なり、 Mac や Linux 向けに解説されている curl の操作と異なる場合があります。
今回は、こういったトラブルを回避するために Linux などで使われている本物の cURL を Windows11 にインストールしてみました。

まえがき

PowerShellcurl をそのまま叩けばいいじゃん?
…と思っていた時期が私にもありました。
ただ cURL を使いたいだけなのにドハマったので、改めて整理してみました。

色々な cURL

cURL をインストールする前に色々と存在する cURL の違いなど簡単に紹介します。

Invoke-WebRequest

1つ目は Invoke-WebRequest です。

Windows に標準で搭載されている Windows PowerShell では、 curl コマンドを叩いても Invoke-WebRequest が起動するようになっています。
これは、 curlInvoke-WebRequest にエイリアスされているためです。

試しに Windows PowerShellcurl のエイリアスを確認してみると、この様になっています。
rapture_20230216150257.png

そして困ったことに、この Invoke-WebRequestcurl とでは、コマンドが全く異なります。

curl.exe

2つ目は curl.exe です。

Windows には、上記の Invoke-WebRequest とは別に curl.exe も実装されいます。
curl.exe は、 curl とほぼ同じように操作できますが、パラメータや扱えるプロトコルなどで異なる部分が存在します。
また、コマンドを実行する際は curl ではなく curl.exe と入力する必要があります。

curl.exe https://vantiq.com

パラメータが微妙に異なるなど、地味に使いづらいやつです。

Windows PowerShell

3つ目は Windows PowerShell です。
Windows PowerShell 自体は cURL ではないのですが、 cURL に関わってくるので紹介します。

Windows では PowerShell にも違いがあります。
Windows が標準で搭載している PowerShellWindows PowerShell と呼ばれるもので、最新版の PowerShell とは機能面などで大幅に異なっています。
そして、上記でも説明した通り Windows PowerShell では curlInvoke-WebRequest のエイリアスとして設定されています。
一方、 PowerShell の場合は、エイリアスが設定されていません。
rapture_20230216150814.png

cURL のインストール方法

cURL はインストーラーが用意されていないため、手作業でインストールする必要があります。

cURL のダウンロード

下記のリンクから cURL をダウンロードします。
今回は Windows 64-bit 7.87.0 binary をダウンロードしました。

インストール

ダウンロードしたzipファイルを解凍し、任意のフォルダに展開します。
今回は C:\Program Files\curl フォルダに展開しました。

Path の設定

curl フォルダ内の bin フォルダに Path を通します。
今回は C:\Program Files\curl\binPath を通しました。

以上で cURL のインストールは完了です。

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