これから熱いGoogle Colaboratory
GPUが標準で使えてipynbで保存ができてなおかつクラウド保存可能な、jupyter notebookのいいとこ取りだけをしたようなそんなエディタが存在しているなんて・・・
とはいっても標準ではjupyter同様のショートカットが設定されていないため、jupyter notebookのように気軽には使えません。
ですので、ColaboratoryをJupyterの用に使うための最小限の心得とコマンドの対応を記載していこうと思います。
【2020/02/28 更新】
気がつけばこの記事書いて2年立つわけですが、もっともっとやれることが増えてきていたので改めて追記していきたいと思います。
キーボード ショートカットを確認
Colaboratoryを起動したら、メニューバーから
「ツール」 -> 「キーボード ショートカット」
をクリック。するとこんな画面が出てきます。
どうやら基本的なコマンド配置は、されているようですがjupyterとの大きな違いは
「⌘/Ctrl + M」を挟んで実行
というところですね。この辺はコマンドモードとコードモードの用にモードを分けていないためにこういうコマンドになってしまうわけですね。
というわけで基本的な違いはこの1つだけであとは大体Jupyterの用に使用できるかと思います。またcolaboratory特有のコマンドもショートカットとして登録できるみたいですので、使いこなせるようになってきたらコマンドに追記すると便利かと思います。またツールからコマンドパレットを開くことができ、マウス操作で実行もできるので、使う際には ⌘/Ctrl + Shift + p
でメニューを開いてみてください。
【2020/02/28 更新】
「エディタのキーバインディング」も設定できるようになったらしいのでこちらも説明を加えます。
- default: (classicとの違いが見つけられなかった)
- vim: LinuxベースのCLIで使用されているエディタのキーバインドです。慣れている人はこちらが良さそうです。
- classic: 以前のエディタで使われていた一般的なキーボード ショートカットの一部を復元します。
参考: https://colab.research.google.com/notebooks/editor_details.ipynb
チートシート
キーボードショートカット | 共通コマンド | Google Colaboratory | Jupyter(コマンド) | Jupyter(エディタ) |
---|---|---|---|---|
コマンドパレットの表示 | ⌘/Ctrl + Shift + p |
⌘/Ctrl + Shift + p |
p , ⌘/Ctrl + Shift + p (or) f
|
⌘/Ctrl + Shift + p (or) f |
セル移動 | 十字キー |
|||
コードセルを下に追加 | ⌘/Ctrl + m -> b |
b |
||
コードセルを上に追加 | ⌘/Ctrl + m -> a |
a |
||
セルの選択 | ||||
セルの切り取り | なし | x |
||
セルのコピー | なし | c |
||
セルのペースト | なし | v |
||
セルの削除 | ⌘/Ctrl + m -> d |
dd |
||
セルの検索 | ⌘/Ctrl + h |
f |
||
コードセルをMarkdownセルへ | ⌘/Ctrl + m -> y |
y |
||
Markdownセルをコードセルへ | ⌘/Ctrl + m -> m |
m |
||
コードの行数表示 | ⌘/Ctrl + m -> l |
l |
||
キーボードショートカットの確認 | ⌘/Ctrl + m -> h |
h |
ざっくりとよく使うコマンドだけまとめてみました。あとはコードモードなどもどんどん追記して行こうかと思います。