##この記事について
同じようなソースコード・プログラムを量産する際、Excel関数が便利です。
ユースケース・具体例
IDの一覧表から、削除SQLを複数記述する
ユーザー部門から受領した削除対象のユーザーIDリストから、レコードを一件ずつ削除するSQLをまとめて生成する場合と考えてみます。
※「SQL」「レコード」がわからない人は、たんに変数部分を入れ替えながら、同様のプログラム・ソースコードを一括で作成しているという話だと思ってください。
- A列:削除ユーザーIDの一覧
→ここはテキスト値貼り付け。 - B列:対象ユーザーのレコードを削除するSQLクエリ
→ここはエクセル関数
B2セルに入れる計算式は、以下の感じ。
エクセル関数
="DELETE FROM MS_user WHERE id = '"&A2&"';"
一覧表を、HTML形式のリストにする
考え方は同じで、B2セルに入れる計算式は以下のようになりそうです。
エクセル関数
="<li>"&A2&"</li>"
まとめ
- 左の列に一覧テキストを用意
→ここが可変部分 - 右の列に、Excelの関数・計算式を用意
- 固定部分はテキストで入力
-
&
演算子でテキストを連結しながら、左の列の値を、テキストに埋め込み
という感じでいけます。
あえてExcelで実施するメリットは、
- 大元のデータとして、何を使用したか
- それがどう変換されて、ソースコードの記述に落とし込まれたのか
という流れが一目瞭然で、かつ作業の記録がしっかり残ることだと思います。
作業の見直し・振り返り・レビューが楽で、ミスが出にくい点はいいと思います。