本記事は OSSのノーコード・ローコード開発ツール「プリザンター」 Advent Calendar 2022 13日目の記事です。
はじめに
プリザンター では、マスタレコードにリンクされた子レコードの一覧を表示できますが、この一覧の並び替えやフィルタを実現する方法を説明します。
テーブルの設定
テーブルは「マスタ」テーブルと「トランザクション」テーブルを使用しています。「マスタ」を親テーブルとし「トランザクション」の「分類A」で関連付けを行いました。各テーブルのサイトIDは下記のとおりです。
テーブル名 | サイトID |
---|---|
マスタ | 535 |
トランザクション | 536 |
サーバスクリプトによる制御
「トランザクション」テーブルに下記のサーバスクリプトを設置します。条件は「ビュー処理時」にチェックを入れます。スクリプトがマスタレコード上で動作するよう、サイトIDが535のときにソートとフィルタがおこなわれるようにします。
// サイトIDがマスタのサイトIDかチェック
if (context.SiteId === 535) {
// タイトル項目で昇順ソート
view.Sorters.Title = 'asc';
// 分類Bの内容が「有効」のものでフィルタ
view.Filters.ClassB = '[\"有効\"]';
}
実行結果
下記のように「タイトル」でソートが行われ「有効/無効]の列の「有効」だけが表示されるようになりました。
関連情報
サーバスクリプトのview.Sorters
https://pleasanter.org/manual/server-script-view-sorters
サーバスクリプトのview.Filters
https://pleasanter.org/manual/server-script-view-filters