共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式
共通鍵暗号方式
- 1つの鍵を用いて暗号化、復号を行う。
- メリットはシンプルであり、処理速度が速いこと。
- デメリットは鍵を連携する際などに、第三者に盗まれてしまうと情報漏洩のリスクが発生する。
公開鍵暗号方式
※黄色の鍵で施錠したら、青色の鍵を使わないと開けることができないイメージ
- 2つの鍵を用いて暗号化、復号を行う。
- 片方の鍵で暗号化された場合、もう片方の鍵でしか復号することができない。言い方を変えると一つの鍵を誰からも盗まれなければ、送られてくるもう片方の鍵で暗号化されたデータを第三者に復号されてしまう可能性はかなり低い。
- データ受信者は送られてくるデータの情報漏洩を防ぐために、この原理を利用している。データ受信者は誰にも盗まれないように一つの鍵(秘密鍵)を管理。一方、もう片方の鍵(公開鍵)は公開し、データ送信時はその鍵にて暗号化させるようにする。もちろん公開鍵は第三者に盗まれる可能性があるが、たとえ盗まれたとしても公開鍵だけではデータ送信者から送信される暗号データを復号させることができないため、情報漏洩のリスクはほぼない。