不足しているオプションのdSYMをアップロードする
はじめに
自分は「dSYMをアップロードする」で警告が出て失敗したのでこの記事を書いています。
Firebaseのドキュメントに詳しい内容は載っていますので、他に気になることがあるときはドキュメントをご覧ください。
Firebase Crashlytics SDK を使用して難読化解除されたクラッシュ レポートを取得する
失敗原因
ドキュメントからコピペしたコードを使用してターミナルを操作したため、失敗した。
フォントが違っていたっぽい。
解決方法
ファイルをドラッグアンドドロップで絶対パスを入力
オプションはしっかりキーボードで入力
で解決できました。
dSYM を見つける
dSYMを見つける方法として二つの方法があります。
1. App Store からビットコードの dSYM をダウンロードする
2. ローカルマシン上で dSYM を見つける
今回、自分は 1. の方法を使いました。
App Store からビットコードの dSYM をダウンロードする
- App Store Connectにログイン
- マイAppを選択
- Appを選択
- TestFlightを選択
- バージョン◯.◯の中にあるビルドの数字を選択
- ビルドのメタデータを選択
- シンボルを含む はい | dSYMをダウンロードからdSYMをダウンロード
ダウンロードのディレクトリにappDsymsがダウンロードされていれば成功です。
chromeでAppConnectを開いているとうまくダウンロードされないので、Safariで実行してください。
dSYMをアップロードする
dSYMをアップロードする方法として二つの方法があります。
1. ビルドプロセスに次の行を含める。
find dSYM_directory -name "*.dSYM" | xargs -I \{\} $PODS_ROOT/FirebaseCrashlytics/upload-symbols -gsp /path/to/GoogleService-Info.plist -p platform \{\}
2. ターミナルからスクリプトを直接実行する。
/path/to/pods/directory/FirebaseCrashlytics/upload-symbols -gsp /path/to/GoogleService-Info.plist -p ios /path/to/dSYMs
今回、自分は2. の方法を使いました。
ターミナルからスクリプトを直接実行する。
- ターミナルを開く
- 「upload-symbols」をターミナルにドラッグアンドドロップ （プロジェクトのディレクトリ/Pods/FirebaseCrashlytics/upload-symbolsにあります。）
- "␣-gsp␣"を入力
- 「GoogleService-Info.plist」をドラッグアンドドロップ
- "␣-p␣ios␣"を入力
- appDsymsをドラッグアンドドロップ
- Enter
警告が出ずに成功が表示されれば成功です。
私の場合、Firebaseのドキュメントからコードをコピペして実行したら、警告が出ました。
警告が出た原因はフォントの違いだと思います。
FirebaseのドキュメントからコピーしたコードはTimesでした。
一方ドラッグアンドドロップしたコードはMenloでした。
この違いだけでめちゃくちゃ時間を無駄にしてしまったので、同じ失敗をしないように気をつけてください。
参考文献
Firebase Crashlytics: Upload missing dSYMs to see crashes from 1 versions.(iOS)