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【Mac買えなくても大丈夫】Windows10でLinuxを動かすだけでは飽き足らずHomebrewもinstallする

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はじめに

Web業界で使われるPCですが、Windowsに比べてMacのシェアが圧倒的であることは、Qiitaの投稿記事にある開発環境情報や、企業の採用情報にある開発環境に関する記述を見ても明らかなことです。事実、僕も会社からはMacが貸与されています。

しかし、新卒1年目でお金に余裕のない僕の家には、ゲーム用のWindowsしかありません。

これは本来、由々しき問題ですが、ここ最近は風向きが変わりつつあります。

最近のWeb業界ではWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)Windows Terminalが2019年夏に登場することが話題になっており、Windowsが注目を集めている状況といえるからです。
image.png

あるいは今後、Windows上でLinuxを動かし、高性能なWindows Terminalでババっと開発、空いた時間でゲーム、開発者はハッピー!PCの価格が安いから会社もハッピー!な未来が来るかもしれません!

そこで今回は、WSL2に先駆けて現WSLを導入して、自宅でWindowsを使った開発ができるようにします。

WSLの導入

WSLの有効化設定

管理者としてWindows Power Shellを開き、以下のコマンドでWSLを有効にします。

$ Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux

終わったら一度、PCを再起動しましょう。

Linuxディストリビューションのインストール

Windows Storeから任意のLinuxディストリビューションをダウンロードし、インストールします。今回はUbuntuにします。
image.png
インストールが終わったら、起動しましょう。

Ubuntu初回設定

自動で追加インストールが始まります。
コーヒーブレイクタイム…(僕はコーヒー飲めませんが)

☕ ☕ ☕

インストールが終わると、ユーザネームとパスワードの入力が求められます。

これが終わったら、以下のコマンドを入力してパッケージマネジャを更新しましょう。

$ sudo apt update && sudo apt upgrade

ズラーーっとダウンロードが始まります
image.png

WSLの確認

Ubuntuバージョン情報確認

$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description:    Ubuntu 18.04.1 LTS
Release:        18.04
Codename:       bionic

CPU情報の確認

$ cat /proc/cpuinfo | grep "model name"
model name      : Intel(R) Core(TM) i7-6700K CPU @ 4.00GHz

メモリ情報の確認

$ cat /proc/meminfo | grep MemTotal
MemTotal:       16704324 kB

ハードウェアはPCのもので、OSだけUbuntuに変わっていることが確認できますね!!!!

Linuxbrewのインストールと設定

ここを参考にMacOS用のパッケージマネージャであるHomebrewのLinux版であるLinuxbrewをインストールします。

まずはこれらのコマンドで、Linuxbrewとその周辺ライブラリをダウンロードおよびインストールします。

$ sudo apt-get install build-essential curl file git
$ sh -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Linuxbrew/install/master/install.sh)"

ただし、この状態ではパスが通っておらず、brewコマンドは使えません。

$ brew
Command 'brew' not found

そのため、次のコマンドでパスを通してください。

$ test -d ~/.linuxbrew && eval $(~/.linuxbrew/bin/brew shellenv)
$ test -d /home/linuxbrew/.linuxbrew && eval $(/home/linuxbrew/.linuxbrew/bin/brew shellenv)
$ test -r ~/.bash_profile && echo "eval \$($(brew --prefix)/bin/brew shellenv)" >>~/.bash_profile
$ echo "eval \$($(brew --prefix)/bin/brew shellenv)" >>~/.profile

やったー、これでLinuxbrewを使うことができます。

$ brew --version
Homebrew 2.1.2
Homebrew/linuxbrew-core (git revision ac44; last commit 2019-05-19)

あとがき

これで、Macを使う場合とそれほど大差なく、諸々の開発環境構築ができるのではないでしょうか・・・?

使っていく中でなにかと不満はでてきそうですが、Windowsのローカルファイルにもアクセスできるようですし、WSL2までのつなぎ、Macを買うまでのつなぎ、としては充分かと思います。

Mac買うお金が無いからWeb系の勉強が始められない!!!という初学者のやらない理由つぶしに貢献できれば幸いです。

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