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Route53 初心者 技術的まとめ

Last updated at Posted at 2019-10-16

#Route53のルーティングポリシー

・シンプルルーティング
 標準のDNSレコードを設定でき、1つのリソースにトラフィックをルーティングする。
 複数のレコードを同じ名前と型で作成することはできないが、同一レコードに複数の値 
 (複数のIPアドレスなど)を指定することは出来る。
 複数の値を1つのレコードに指定すると、Route53は全ての値をランダムな順序で再帰的リゾルバー
 に返し、リゾルバーはこれらの値をDNSクエリを送信したクライアントに返す。
 クライアントはそのうちの1つの値を選択してクエリを再送信する。
 
・レイテンシールーティング
 クライアントからAWSリージョンへのレイテンシが最小のエンドポイントを選択する。
 レイテンシーレコードを作成し、そのレコードが存在するリージョンおよびユーザーに対する
 レイテンシーが最も小さいリージョンを識別し、レコードを選択する。
 このルーティングを行うには複数のレイテンシーレコードが必要。

・フェイルオーバールーティング
 複数エンドポイントでアクティブ・パッシブフェイルオーバーを設定。
 必ずヘルスチェックと組み合わせて使用する。
 複数リージョンにまたがるシステムで冗長構成。災害発生時ではリージョン間でフェイルオーバー
 サイト障害時はS3静的ウェブサイトホスティングのSorryページを表示
 イメージとしては、正常時はVPCに流し、障害や災害時はS3に飛ばしてsorryページに移行するもの。

・加重ルーティング
 同じ名前や種類のレコードセットに重みをつけて、ルーティング先の頻度を決定する。
 ドメイン名やサブドメイン名に複数のリソースを関連付けることが出来、ルーティングの
 トラフィック数を選択できる。
 ヘルスチェックとの組み合わせ可能

・位置情報ルーティングポリシー
 DNSクエリの送信元の場所に基づいてトラフィックを処理するリソースの選択可能。
 複数のエンドポイントにわたって負荷を分散できる。

・複数値回答ルーティング
 Route53がDNSクエリに対する応答として複数の値(サーバのIPアドレス)を返すよう設定できる。
 複数のAレコードなど記載されている場合など使用。
 
 
##Route53 トラフィックフロー
・トラフィックフローとは
Route53でポリシーベースのトラフィックルーティングをビジュアルに簡単に作成・管理できる機能。
複雑なルーティングポリシーを組み合わせたルールを管理できる。
マルチリージョンアーキテクチャで、高可用性、低レイテンシーで複雑なポリシーを適用する必要がある場合などに有効。

トラフィックフローはトラフィックポリシーとポリシーレコードの2つで成り立つ。

・トラフィックポリシー
 どのような条件に基づきトラフィックをルーティングするかを定義したポリシー
 複数のルーティングポリシーを組み合わせて作成。
 
・ポリシーレコード
 トラフィックポリシーが適用されたDNSリソースレコード
 DNS名に関連付ける。関連付けてない場合は課金なし。
 関連付けた場合、1か月50$かかる。
 

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