4
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

SAP PRESSの購読(サブスクリプション)を購入してみた

Posted at

SAP PRESSの購読(サブスクリプション)を購入してみた

はじめまして、ただのSAP Basis/インフラエンジニアです。
タイトルの通り、SAP PRESSの購読(サブスクリプション)を購入したので記事にしてみました。

想定読者

SAPを生業としているエンジニアの方で、SAP Note英語版を読める程度の英語力がある方が対象です。

SAP PRESSとは

SAP PRESSとはドイツのRheinwerk Publishingという出版社の、SAP技術書シリーズです。
この記事を見られている方は、SAPのカンファレンス会場、Amazon、職場等で、実物の本を目にしたことがあるかもしれません。想定読者を英語力のある方と書かせていただいたのは、言語がドイツ語か英語しか存在しないためです。

URLは以下になります。私がとやかく説明するよりも、見ていただいた方が早いです。

背景

SAPの2025/2027年問題で、現在SAPを導入しているユーザ企業各社が血眼でS/4HANAへのマイグレーションプロジェクトに取り組んでいるかと思います。私も例外ではなく関わっており、Azureへのマイグレーションに取り組んでいます。そんなわけでMicrosoft DOCSで技術情報を読んだりしているわけですが、、

「うん。文字ばっかりでいまいち頭に入ってこない。」

というわけで、もっと分かりやすい動画や本がないか探していたら"SAP on Microsoft Azure"という本見つかったわけです。2021年1月に出版されたばかり!

スクリーンショット 2021-03-07 0.33.51.png

e-book版か製本版かBundle版か

↑のスクリーンショットの通り、購入する場合はe-book版か製本版かBundle版から選択することになります。Bundle版はe-book版と製本版の両方を手に入れられます。
正直に言うと会社を通して買うことも不可能ではないのですが、そうすると製本版で買う必要がありますし、何より他人の金で購入するとヤル気がなかなか起きないのです。自分が読んだら他の人にシェアする役目もできてしまい、リモートワークだと正直かったるいです。
話は逸れましたが、製本版だと到着までに2〜3週間かかるっぽいですしデカくて邪魔、E-bookだと中身がいまいちだったとしても売れないし、Bundle版だと日本円で1万円くらいになるし、ちょっと悩むわけです。

購読(サブスクリプション)について

そんなこんな悩んでWebページをいじっていたところ、"Subscription"の文字が目に入りました。リンク先に飛んでみると、、

スクリーンショット 2021-03-07 0.49.22.png

どうやら"Full Subscription"と"Topic Subscription"と2つの購読(サブスクリプション)サービスが用意されていることがわかりました。

スクリーンショット 2021-03-07 1.13.55.png

"Full Subscription"の方はその名の通り、SAP PRESSシリーズ全てのコンテンツを閲覧することができます。しかし、月74.99ドルだと本気で読みまくらないとちょっと元を取れる気がしません。。私が読みたいのは"SAP on Microsoft Azure"なので、月に1冊読む換算だと普通に買った方(69.99ドル)が安く済んでしまいます。
"Topic Subscription"の方であれば34.99ドルなので、私の少ないお小遣いでも余裕で支払えそうです。しかし2021年1月に出版されたばかりの本を閲覧できるのか定かではありません。

Topic Subscriptionのcategory

"Topic Subscription"のcategoryは何があるんだ?ということでページをスクロールダウンすると、以下の画面が表示されます。どうやら"Full Subscription"の下にあるcategoryをクリックすると、そのcategoryの本が表示されるようです。ちなみに"Full Subscription"をクリックすると2021年3月時点で327冊が表示されます。
スクリーンショット 2021-03-07 1.25.43.png

BasisっぽいcategoryとしてAdministrationとHANAがありますので、Administrationをクリックすると、、「あった〜〜〜!」
スクリーンショット 2021-03-07 1.34.18.png

購読(サブスクリプション)の購入

というわけで、"Topic Subscription"でAdministrationを購入することにしました。HANAも興味ありますが、HANAにすると"SAP on Microsoft Azure"を閲覧できませんので、またの機会にします。
肝心の購入方法については、Youtubeの動画が用意されていたので、こちらを見ていただくのが良いと思います。英語が聞き取れなくても理解できるレベルの動画です。

ちなみに私はこの動画の存在に気づかずiPhoneから購入手続きをしたのですが、購入したにも関わらず購読(サブスクリプション)契約がないと表示されて少し四苦八苦しました。動画の3:16〜4:16にあるLicense Keyの登録が必要ですのでご注意ください。

SAP PRESSアプリを使ってみた感想

e-book書籍を閲覧する専用アプリとして、SAP PRESS iOS版とAndoroid版の両方提供されています。私はiPhone&iPadユーザなのでiOS版を利用しています。アプリはもちろん無償です。
調べてみると、どうやら購読(サブスクリプション)は2017年、専用アプリは2018年からサービス提供されているようです。ここ最近忙しすぎて全く気付きませんでした。。

で、iPadで使ってみた感想ですが、まぁ当たり前ですが目次機能が便利です。もう一つ製本版より有利だなと感じたのが、スクリーンショットを拡大して見ることが出来ることです。おそらく製本版だと小さいし白黒で見づらいだろうな〜という部分がカラーで拡大して見れるので、技術書にありがちな「は?画像内の文字が読めない!」ということがありません。
もし仕事で使うためにiPadを職場に持ち込んで読むとなると、多少なりとも人の目が気になりますが、今やリモートワーク全盛ですから遠慮なく使えますね。

おまけ1: 本の感想("SAP on Microsoft Azure")

本題とはズレますが、本の感想です。と言っても、まだ読み始めたばかりですが、そこそこ挿絵や画像が入っているので、DOCSよりは分かりやすいと思いました。DOCS版はAzure寄りの内容が多めですが、こちらはSAP Basis視点で書かれているようにも思えます。誤解のないように言うと、DOCS版も一通り目を通している最中です。
DOCS版もSAP PRESS版も、いずれもSAP Basisと、Azureと、ITインフラ知識全般がないと理解が難しい内容となっています。こんな記事を書いているので当たり前ですが、私はいずれも実機経験があるのでネットワーク周り以外の部分についてはスラスラ頭に入ってきます。

興味のある方はサンプルがありますので、こちらのページからサンプルを閲覧してみてください。

おまけ2: その他のSAP PRESSの本

私が選んだAdministrationのカテゴリは、他にも生粋のSAP Basisならヨダレ物の書籍が揃っています。2021年3月時点で64冊です。1冊1冊のページ数がかなり多いので、読みきる自信が全くありません。categoryにHANAが別にあるからといって、AdministrationにHANAの書籍が無いわけではありません。HANAやSolmanやFioriやConversionに関する書籍まで結構揃っています。

その中でも気になったのは、"SAP Administration—Practical Guide"です。その昔、日本のSAP Basisなら誰でも知っているであろう伝説のSAP技術本「SAP-3システム管理ガイド」がありましたが、それを彷彿させる内容です。いちおうURLを載せておきます。サンプルだとちょっと分かりづらいですが、SAP Basisが触れるであろうトランザクションの操作が結構細かくスクリーンショット付きで載っています。これからSAP Basisを始める方や、経験の浅い方にはマストな本になるでしょう。

4
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?