LoginSignup
1
0

LPIC201対策 - ネットワーク

Last updated at Posted at 2024-03-24

この記事について

Linux Level 2 取得を目標としている筆者です。
先日 Level 1 を取得しましたが、短期詰め込みの暗記がしんどかったので、Level2はじっくり時間をかけていいから、ちゃんと理解してやっていきたい。

一方で、暗記も暗記で重要。

ということで、理解を深めるためにと、暗記しやすいように、両方の目的で、覚えたことを Qiita に整理してまとめながら受験対策することにしました。

ネットワークは苦手中の苦手なのでがんばりたい。

この分野で覚えること

/etc/networks

ネットワーク名とネットワークアドレスの対応関係を記述する設定ファイル。
ネットワーク名に対する名前解決設定を行う。

/etc/networks の書式
default 0.0.0.0
Bumon1  192.168.1.0
Bumon2  192.168.2.0

/etc/hosts

ホスト名と IP アドレスの対応関係を記述する設定ファイル。

/etc/hosts の書式
# IPアドレス ホスト名 [ホスト名...]
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
192.168.1.1 s.localdomain s

ホスト名 [ホスト名...] 部分で指定されたホスト名を Web ブラウザのアドレスバーなどに入力すると、該当のIPアドレスに変換してくれる

/etc/nsswitch.conf

ホスト名とIPアドレスの名前解決の 方法や順番(優先順位) を定義するファイル。
nsswitch は Name Service Switch の略。

/etc/nsswitch.conf の書式
passwd: ldap db files
shadow: ldap db files
group: ldap db files
hosts: files dns

hosts: files dns 部分がIPアドレスの解決の順序。
まずローカルファイル(/etc/hostsなど)を見に行って解決を試み、失敗したらDNSを見に行く。

/etc/hosts.allow

/etc/hosts.allow の書式
httpd: 192.168.0.
xxx: 192.168.0.0/255.255.255.0

CIDR表記は使えないらしい!!!!!!!!

ディストリビューションに固有の設定ファイル

Red Hat 系

意味 ファイルパス
全体設定 /etc/sysconfig/network
インターフェースごとの設定 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-インターフェース名[0-9]
/etc/sysconfig/network の書式
NETWORKING=yes
NETWORKING_IPV6_no  # IPv6 の利用を有効化するか
HOSTNAME=localhost. localdomain
DOMAINNAME=localadmin

Debian系

意味 ファイルパス
全体設定 /etc/network/interfaces

arp コマンド

ARPキャッシュ(IPアドレスとMACアドレスの対応関係を保持するテーブル)に関するコマンド。

オプション 意味
-a 表示対象の ホスト名(IPアドレスなど) を指定
-d 削除対象のホスト名を指定
-i 表示対象の インターフェース(eth0など) を指定
-n ホスト名をIPアドレスのまま表示
-s IPとMACアドレスの対応を指定しキャッシュに追加
-f -sの内容を記述したファイルを指定してキャッシュに追加

SSID と ESSID

SSID - WiFi の接続に必要な WiFi の ID
ESSID - Extended SSID - 無線LANのID

iwコマンド

書式
iw オブジェクト コマンド

オブジェクトでデバイスやインターフェースを指定する。各オブジェクトに応じたコマンドがある。

dev インターフェース名

書式
iw dev インターフェース名 コマンド
コマンド 意味
link 無線の接続状況を表示
scan 接続可能な無線アクセスポイントをスキャン
connect ESSIDを指定して接続
disconnect ESSIDを指定して切断

phy デバイス

書式
iw pny デバイス名 コマンド
iw pny#デバイス番号 コマンド
コマンド 意味
info 使用可能なデバイスの情報等を表示
interface add インターフェースを追加
interface del インターフェースを削除

無線LANのリンク品質、信号強度の確認

iwconfig または iwlist コマンドで行う。

両コマンドの結果の一部である、以下の箇所で確認する。

Quality=xx/xx Signal level=-xx dBm

iwconfig コマンドのオプション

コマンド 意味
essid ESSIDを指定
key WEPキーを指定 (s:に続けてパスワードを指定することも可)

セカンダリアドレスの設定方法

ifconfig を使う方法
ifconfig eth:0 192.168.2.1/24

eth:0 部分がセカンダリのエイリアス

ipコマンドを使う方法
ip addr add 192.168.2.1/24 dev eth0 [label eth0:0]

エイリアスを指定したい場合は label 以下で指定する

netstat と ss

ss は netstat の後継。

共通のオプション

オプション 意味
-a すべてのソケットを表示
-l 接続待ちのソケットを表示
-n 名前解決をせず数値で表示
(ホストをIPで表示するだけでなく、サービス名もポートで表示する)
-t TCPソケットを表示
-u UDPソケットを表示

意味の異なるオプション

オプション netstat ss
-c 情報を毎秒更新
-i インターフェースの統計を表示 内部TCPの情報を表示
-r ルーティングテーブルを表示 名前解決を実行
-s プロトコルごとにパケット送受信の情報を表示 ソケットの使用状況のサマリーを表示

pingコマンド

ICMPパケットを送って疎通確認をするコマンド

オプション 意味
-c 送信回数を指定
-i 送信間隔を指定
-n 名前解決を行わずIPアドレスのまま表示
-s パケットデータのサイズを指定

routeコマンド

削除の書式
route del [-host|-net] 宛先アドレス [gw ゲートウェイのIPアドレス]

tcpdumpコマンド

オプション 意味
-i 監視対象のインターフェースを指定
-n 名前解決を行わずIPアドレスのまま表示
-X 16進数+ASCIIの表でパケット内容を表示

hosts.allow ファイルの書式

書式と例
# 書式
# サービス名:ホスト名 :ALLOW or DENY

ALL : 192.168.10.0/255.255.255.0 : ALLOW
ALL : ALL : DENY

nmap コマンド

ネットワークのスキャンを行う。

書式
nmap [スキャンタイプ] [オプション] 対象

nmapのスキャンタイプ

スキャンタイプ 意味
-sT TCPスキャン
-sU UDPスキャン
-sP Pingスキャン

nmapのオプション

オプション 意味
-p 対象ポート範囲を指定
ーF 有名ポートを対象にした高速スキャン
-0 対象ホストのOS識別を試みる

nmapの対象

  • ホスト名
  • IPアドレス
  • CIDR表記
  • ハイフンを使った範囲表記
    • 192.168.0.-255.1-254

その他の暗記事項

暗記事項 意味
セカンダリアドレス ネットワークインターフェースに割り当てられたアドレスのうち、プライマリ以外のもの(2つめだけでなく、3つめ、4つめ・・・もセカンダリ)

以上!

勉強が進んだら適宜追記・修正などしていきます。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0