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RPA (Robotic Process Automation)Advent Calendar 2021

Day 8

【Automation Anywhere】Automation360、A360、A2019、V11、V10って何のこと?

Last updated at Posted at 2021-12-07

こんにちは!

Automation Anywhere の開発関連の記事を見ていると、「V11」とか、「A2019」、「Automation360」、「A360」といった言葉が頻繁に出てきます。

みんな当たり前のように使っている言葉ですが、知らない人から見ると「なに? 宇宙語?」ってなると思うので、解説します。

#V11/A2019/Automation360/A360とはこれのことだ!

両者の違いは、開発画面を見れば一発です。
image.png

V11は、オンプレを前提としたリッチクライアント型の旧バージョンです。
現在、販売は停止となっていますが、まだまだ使っている人も多いはず。
(さらに古いV10やV9というバージョンもあるのですが、こちらはスクショが手に入りませんでした。)

A2019 / Automation360 / A360は、Webベースのクラウドネイティブ(オンプレ版の提供もあり)な最新バージョンです。

V11系統と、A2019 / Automation360 / A360 とで開発のしかたはガラリと変わり、アーキテクチャも大きく変更になっています。
Automation Anywhereについて調べ物をするときは、その記事がV11系統についての記事なのか、A2019 / Automation360 / A360 に関する記事なのかをきちんと認識した上で調べる必要があります。

#A2019 と Automation360 と A360 の違いは?!

これもめちゃくちゃよく聞かれるんですが、ズバリ 全部同じ です。

以下は、知っていてもおそらく開発の役にはまったく立たない情報ですが、興味のある人のために歴史を記しておきます。

最初はA2019として登場

より正確に言うと、Automation Anywhereがオンプレ型のV11からWebベース・クラウドネイティブに大きく製品を変更したときに、当時の最新バージョン最初についた名称が「A2019」でした。
(このバージョンが発表になったのが2019年だったからです)

2021年6月に、Automation360 に名称変更

発表年の2019年が明けて2020年になったあたりから、「A2019って、今年はA2020って名前に変わるんですか?」みたいな問い合わせがいろんなところで出るようになりました。
(まぁ、当然の結果といえば当然の結果です)

そんなわけで2021年の6月に、A2019は「Automation360」に名称変更をしました。

A2019とAutomation360は同じ? 違う?

ややこしいのは、V11からA2019になった際、A2019はクラウドネイティブということもあり、当初はかなり頻繁にバージョンアップをしていました。A2019.xx という形で、xx部分の数字が1ずつ増えていく形で、マイナーなバージョンチェンジを繰り返していたのですが、A2019からAutomation360に名称変更した6月にもそのマイナーなバージョンチェンジを伴っていました。

正式なバージョン番号は忘れましたが、A2019.19 → Automation360.20 になったというようなイメージです。

なので、A2019とAutomation360に変わったときに違いがなかったのか? と言われると、あったことはあったんですが、それはあくまでもマイナーなバージョンアップとしての変更であって、V11からA2019になったときのような大幅な製品変更ではないということです。

正式名称はAutomation360だけど、ついついA360って言っちゃう

そんなAutomation360、メーカー公称の正式名称は「Automation360」なのですが、やはり長いアルファベットやカタカナは日本人のみならず、海外の人にも言いにくいようです。

そんなわけで、Automation360のユーザーや、たまに中の人でも(ぎくっ・・・自分のことです)うっかり「A360」って言っちゃうことがあります。

SNSやブログなど、Automation Anywhere の正式なマーケチェックを経ずに公開される記事などでは、A360という名称がけっこう当たり前に使われている場合もあります。

情報検索時のコツ

以上の説明で、Automation Anywhereの製品には大きく分けて、以下の2つのバージョンがあることがわかってもらえたかと思います。

  • V11 - オンプレミスを前提としたリッチクライアント型の旧バージョン(もっと古いV10やV9というバージョンもある)
  • A2019 / Automation360 / A360 - クラウドネイティブな、Webベースの最新バージョン

Automation Anywhereに関する開発情報を検索するときは、自分が知りたいのはどちらのバージョンの話で、見ている情報はどちらのバージョンに関する話なのかをきちんと押さえておく必要があります。

その際、最新バージョンに関しては「A2019」「Automation360」「A360」と3つの呼称の揺れがあるので、それを踏まえて検索をするといいでしょう。
例えば、「Excel操作 Automation360」で見つからなかったら、「Excel操作 A360」や「Excel操作 A2019」でも検索してみるとかです。

#以上!

いかがでしたか?

今回はAutomation AnywhereのRPAの主要バージョンの2つ、旧バージョンのV11と、最新バージョンのA2019 / Automation360 / A360 について解説をしました。

今後もAutomation Anywhereに関して、開発に役に立つ情報を発信していきたいと思います。
「こんな記事を書いてほしい!」「ここがわからない!」の質問・ご意見・リクエストは、記事へのコメントやTwitterなどでお気軽にいただければ幸いです。

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