この記事について
Linux Level 2 取得を目標としている筆者です。
先日 Level 1 を取得しましたが、短期詰め込みの暗記がしんどかったので、Level2はじっくり時間をかけていいから、ちゃんと理解してやっていきたい。
一方で、暗記も暗記で重要。
ということで、理解を深めるためにと、暗記しやすいように、両方の目的で、覚えたことを Qiita に整理してまとめながら受験対策することにしました。
この分野で覚えること
ブートローダの種類
PXELINUX
- PXE =
Preboot Execution Environment
の略- ネットワーク経由でOSを起動するための規格
- DHCPサーバやTFTPサーバを使用する
- PXEを使ってネットワークサーバーからLinuxを起動するためのブートローダがPXELINUX
-
pxelinux.0
-> ブートローダ本体のファイル名 -
👆と同じディレクトリ/pxelinux.cfg/
配下に設定ファイルを格納する
-
SYSLINUX
- FATファイルシステム(MS-DOSやWindowsで使われるファイルシステム)から Linux を起動するブートローダ
- 軽量
-
syslinux -i|--install デバイス名
でデバイスにインストールできる
EXTLINUX
- SYSLINUXパッケージに含まれるブートローダで、GRUBに代わり、ext2|3|4/btrfsから Linux を起動できる
-
syslinux -i|--install インストール先
でインストール可能
ISOLINUX
- ISO 9660 ファイルシステム(CD-ROMで使用される)から Linux を起動するブートローダ
- 以下のファイルを、通常は同じディレクトリ配下に格納(pathは自由)
-
isolinux.bin
-> ISOLINUX本体のファイル -
isolinux.cfg
-> 設定ファイル
-
Isobybrid
- USBスティックなどで、ISOLINUXイメージのMBRコードを使ったブートを可能にする
- ブロックデバイスの動作を提供する
- MBRコードとしてSYSLINUXのMBRコードである「isohdpfx.bin」が使われる
U-boot
- オープンソースの組み込み用のブートローダー
- サイズの制約に対応するため、分割されたステージに分けられる
- メモリアドレスなどの配置を明示的に指定する必要あり(他のブートローダでは、ブートローダが自動で配置してくれるのが一般的)
UEFIシステム
EFIアプリ
アプリ名 | 説明 |
---|---|
grubx64.efi | UEFIを使ったシステムでgrubを起動するUEFIアプリケーション |
shim.efi | セキュアブート時に読み込まれ、他のブートローダ等の署名検証の役割を担う |
systemd-boot | systemdが持つ独自のUEFIブートマネージャ(EFIアプリケーションのひとつ) |
isohdpfx.bin | ISOLINUXイメージのMBRコードを使ったブートを可能にする際に使われる、SYSLINUXのMBRコード |
その他
-
efiboot.img
- UEFIでISOLINUXを使ってブートする際に使われるイメージ
- FAT16で作成されている
以上!
勉強が進んだら適宜追記・修正などしていきます。