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IQ Botの認証トークンを取得するAPI

Last updated at Posted at 2020-09-03

IQ BotにAPIを投げるためには、まず最初に、このAPIを実行して認証トークンを取得する必要があります。

この記事では、認証トークンを取得するAPIの作成~POSTの方法を説明します。

なお、この記事で解説するのは、ログイン時にユーザー名とパスワードを使うタイプの認証を採用している場合の方法です。
SSO認証(SAML)を使用している場合は、やりかたが若干異なります(別途記事を書きます)。

##0.前提知識(作業だけやる場合は読み飛ばしてもOKです)

Automation Anywhere のサーバー機能である Control Roomにログインすると、そのたびに認証トークンが生成されます。
普通に画面からログインやログアウトしているときは、認証トークンの存在を意識することはありませんが、APIを投げるときは常にトークンが必要になります。

認証トークンは15分ごとにリセットされるので、このAPIは15分ごとに投げなおす必要があります。

また、同じControl Roomに同じユーザーが同時にログインすることはできないので、画面からControl Roomにログインした状態でこのAPIを投げると、画面側がログアウトされます。

同様に、**このAPIを投げたあとで画面からControl Room にログインすると、その時点でAPIから取得したトークンが無効になります。**なので、画面からログインした後で再びAPIを投げる場合は、15分経過していなくてもこのAPIを投げなおす必要があります。

##1.APIの作成

###1-1.API内容の編集(エンドポイント~Body)

APIの内容を以下のように編集します。
06.jpg

No. 項目 設定内容
メソッド 「POST」を選択します。
エンドポイント {{serverURL}}/v1/authenticationと記載します。
※{{serverURL}}の意味については、こちらの記事を参照してください。
入力タブ 「Body」を選択
Bodyの中身 Control Room や IQ Bot へのログイン認証でSSOを使っているか、ユーザー名とパスワードを使用しているかで異なります。
それぞれのコピペ用のサンプルを以下に貼っておきます。
{{username}}や{{password}}の意味については、こちらの記事を参照してください(②のリンクと同じ記事です)。

SSOを使用している場合

Body部分のコピペ用サンプル(SSOを使用している場合)
{
    "username": "{{username}}",
    "apiKey": "{{apikey}}"
}
  • 上記のAPIキーは、Control Roomの設定画面にある「APIキーを生成」というボタンを押すと生成できます。
  • APIキーに円マークまたはバックスラッシュが含まれている場合、円マークまたはバックスラッシュをふたつ重ねてエスケープする必要があります。

ユーザー名とパスワードを使用している場合

Body部分のコピペ用サンプル(ユーザー名とパスワードを使用している場合)
{
    "username": "{{username}}",
    "password": "{{password}}"
}

###1-2.トークンを格納する変数を作成

こちらの記事を参考に、トークンを格納する変数を作ります。
変数の名前は何でもいいですが、ここから先の説明はtokenという名前の変数を作成した前提で進めます。

(1-1の手順を実施した際に、すでにEnvironmentの作成を上記ページのとおりに進めている人は、もう変数ができているはずです)

###1-3.トークンを変数に格納する処理を作成

次に、「Tests」タブ(①)を開いて、②にコピペ用サンプルの値をそのまま設定します。

13.jpg

Tests部分のコピペ用サンプル
var data = pm.response.json();
pm.environment.set("token",data.token);

上記は「取得したトークンを、tokenという名前の変数に入れてね」という命令です。

##2.APIのPOST

ここまでできたら、画面右側の「POST」ボタンをクリックします。

処理結果として、右側の欄に長~~いトークンが返ってきたら成功です!

14.png

エラーが返ってきた場合は、エラーメッセージをもとに変数名や変数の内容に問題がないかを確認しましょう。

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