この記事について
Linux Level 2 取得を目標としている筆者です。
先日 Level 1 を取得しましたが、短期詰め込みの暗記がしんどかったので、Level2はじっくり時間をかけていいから、ちゃんと理解してやっていきたい。
一方で、暗記も暗記で重要。
ということで、理解を深めるためにと、暗記しやすいように、両方の目的で、覚えたことを Qiita に整理してまとめながら受験対策することにしました。
この分野で覚えること
RAIDの基本
RAIDデバイスには /dev/md1 等を使う。
madmコマンド
LinuxでソフトウェアRAIDを構築・管理するコマンド。
代表的なモードとして、以下のモードがある。
モード | 説明 |
---|---|
Create | 新規作成 |
Manage | 構成デバイスの追加・削除 |
Misc | その他の様々な機能 |
Assemble | RAIDアレイの再編成 |
Create モード
書式
madm -C|--create 作成策 [オプション] デバイス1, デバイス2 ...
オプションには以下を指定する。
オプション | 説明 |
---|---|
-l, --level= | RAIDレベルを指定 |
-n, --raid-devices= | 利用するデバイス数を指定 |
-x, --spare-devices= | 予備デバイス数を指定 |
Manage モード
書式
madm [--manage] RAIDデバイス [オプション] デバイス1, デバイス2 ...
オプションには以下を指定する。
オプション | 説明 |
---|---|
-a, --add | 構成デバイスを追加 |
-r, --remove | 構成デバイスを削除 |
-f, --fail | 構成デバイスに不良マークをつける |
障害発生時のハードディスク交換は、-f -> -r -> -a の順で行う。
Misc モード
mdadm コマンドに以下のオプションを指定すると、 Misc モードとして動作する。
オプション | 説明 |
---|---|
-Q, --query | RAIDの状態を表示 |
-D, --detail | RAIDの詳細情報を表示 |
-S, --stop | RAIDを停止 |
/proc/mdstat
RAIDアレイの状態を確認できる仮想ファイル。
構築中の場合
Personalities : [raid6] [raid5] [raid4]
# 稼働中のデバイスをあらわす。予備には(S)がつく(SpareのS)
md0 : active raid5 sdd1[4] sde1[3](S) sdc1[1] sdb1[0]
#末尾の[3/2]と[UU_]が、3台中2台だけが稼働していることを示す
12345678 blocs super 1.2 level 5, 512k chunk, algorithm 2 [3/2] [UU_]
[===========>.............] recovery = 66.6% (999/999) finish=0.4min speed=888K/sec
unused devices: <none>
構築完了している場合
Personalities : [raid6] [raid5] [raid4]
# 稼働中のデバイスをあらわす。予備には(S)がつく
md0 : active raid5 sdd1[4] sde1[3](S) sdc1[1] sdb1[0]
#末尾の[3/3]と[UUU]が、3台とも正常稼働していることを示す
12345678 blocs super 1.2 level 5, 512k chunk, algorithm 2 [3/3] [UUU]
unused devices: <none>
その他の暗記事項
暗記事項 | 説明 |
---|---|
0xfd | RAIDのパーティションタイプ パーティションタイプの一覧:https://tldp.org/HOWTO/Partition-Mass-Storage-Definitions-Naming-HOWTO/x190.html |
/dev/md[0-9] | RAIDデバイスの仮想ファイルパス md = Multiple Device |
以上!
勉強が進んだら適宜追記・修正などしていきます。