#はじめに
IQ Bot で、「取得した文字列の中に特定の選択肢が含まれていたら、その選択肢を答えとする」カスタムロジックの例を紹介します。
#カスタムロジック例
#このタプルの中身を、実際の選択肢に置き換える
options = ("EXW","FCA","CPT","CIP","DAP","DPU","DDP","FAS","FOB","CFR","CIF")
for i in options:
if i in field_value:
field_value = i
break
# field_valueのもとの値が「FOB Jakarta」なら「FOB」、「CIF Tokyo」なら「CIF」を答えとしてfield_valueに代入します
#補足
上記のカスタムロジックは、貿易帳票の取引条件欄を想定したロジックの内容です。
options
の中に入っているEXW
やFOB
といった選択肢は、いずれも国際物流における取引条件の種類です。
(参考:https://lab.pasona.co.jp/trade/word/104/)
貿易帳票の取引条件欄には、「FOB」「CIF」といった取引条件が単純に書かれてくる場合もあります。
そうであれば、取引条件の部分だけを取得対象になるようにマッピングできるので、上記のロジックは不要です。
ですが実務上では多くの場合、「FOB Jakarta」や「CIF Tokyo」など、「取引条件 + 港の名前 + α」という文章形式の情報の中に、取引条件が書かれています。
この場合は、マッピングだけで取引条件の記載位置を指定するのが難しくなります。
このような帳票から取引条件を抽出する方法としては、以下が考えられます。
- マッピングでは、取引条件欄の全体を囲っておく
- 取引条件欄全体の記載内容から、目的である取引条件の選択肢を抽出するロジックとして、上記のようなカスタムロジックをかける
この記事に示したロジックは、上記の2.の具体例となります。
#最後に
IQ Bot に関する情報をもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下のページをブックマークしておいてください。