この記事について
Linux Level 2 取得を目標としている筆者です。
先日 Level 1 を取得しましたが、短期詰め込みの暗記がしんどかったので、Level2はじっくり時間をかけていいから、ちゃんと理解してやっていきたい。
一方で、暗記も暗記で重要。
ということで、理解を深めるためにと、暗記しやすいように、両方の目的で、覚えたことを Qiita に整理してまとめながら受験対策することにしました。
この分野で覚えること
デバイスファイルのネーミングルール
デバイスファイル | 説明 |
---|---|
/dev/sd[a-z] | SCSI/SATA HDD。末尾のa,b,c...が1番目、2番目、3番目...となる |
/dev/hd[a-d] |
IDE。末尾は a - プライマリ Master b - プライマリ Slave c - セカンダリ Master d - セカンダリ Slave |
/dev/sr[0-9] |
SCSI/SATA CD-ROM 末尾の数字は0始まりのインデックスで、何番目のCD-ROMかをあらわす |
/dev/st[0-9] |
SCSI テープ 末尾の数字は0始まりのインデックスで、何番目のCD-ROMかをあらわす |
/dev/md[0-9] | RAIDデバイス md = Multiple Device |
fdisk コマンド
ハードディスクのパーティション設定を行うコマンド。
オプション | 説明 |
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なし | HDのパーティション設定を対話的に行う |
-l | ハードディスク内の現在のパーティション情報を表示 |
hdparm コマンド
ハードディスクの転送モードの設定、確認、速度のベンチマークなどを行うコマンド。
書式
hdparm [オプション] ハードディスクデバイス
オプション | 説明 |
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-i | IDEベースの詳細情報を表示 ハードディスクの型番など |
-I | ドライブから直接詳細情報を得る |
-c0 | 32bit I/O を OFF |
-c1 | 32bit I/O を ON |
-d0 | DMA モードを OFF |
-d1 | DMA モードを ON |
-t | バッファキャッシュを OFF で読み込み速度を計測 |
-T | バッファキャッシュy のみ で読み込み速度を計測 |
-W0 | ライトキャッシュの OFF |
-W1 | ライトキャッシュの ON |
オプションなしで実行すると、設定されている転送モードなど現在のパラメータの一覧を表示
iSCSI - Internet Small Computer System Interface
IPネットワークを利用してSANを構築するプロトコル規格。
ホスト側
- イニシエータという
- iscsid を常駐させる
デバイス側
- ターゲットという
- iscsiadm コマンドで管理
- ログイン時のデーモンは iscsi ※ iscsid *ではない!
iscsiadm コマンドのオプション
オプション | 説明 |
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-m, --mode モード | 代表的なモード: discovery 接続先のiSCSIターゲットの一覧取得 node 登録済みのiSCSIターゲットの一覧取得 session セッションの一覧取得 |
-l, --login | iSCSIターゲットにログイン (nodeモードで利用) |
-u, --logout | iSCSIターゲットからログアウト (nodeモードで利用) |
-t, --type=タイプ | discoveryモードのとき、タイプを指定する 例:sendtargets(使用可能なiSCSIターゲットを古ー他に送信する)など |
-p, --portal=IPアドレス[:ポート] | 接続先の指定。 デフォルトのポートは3260 |
-T, --targetname=IQN | iSCSIターゲットの指定 |
WWID あるいは WWN
- World Wide Identifier、またの名をWorld Wide Name
- 記憶装置を一意に識別するための名前あるいはID
- ファイバーチャネルやSCSIによるSAN(Storage Area Network)で使う
- SCSI接続の記憶装置の場合はscsi_idコマンドで確認できる
LUN
- Logical Unit Number
- SCSI接続の記憶装置内に論理的に作成された記憶装置を識別するための番号
その他のコマンド
コマンド | 説明 |
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fstrim | 削除フラグのあるデータを完全に初期化する 引数でマウントポイントを指定 |
その他の暗記事項
暗記事項 | 説明 |
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NVMe | PCI Express バスから SSDに接続する規格 (SSDの性能を活かせる) PCI Express Gen3 4xn条件下で、フラッシュメモリストレージに最適化されたバス |
AHCI | SATAのインターフェース |
以上!
勉強が進んだら適宜追記・修正などしていきます。