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CoreGraphics 基礎の基礎

Last updated at Posted at 2016-03-19

概観

UIKitがCoreGraphicsのラッパーになっている(らしい)。UIKitから独立してあるのではなく、UIViewのdrawRectメソッドをオーバーライドすることで、UIViewの描画データに直接アクセスする感じで利用する。

描画データ(コンテキスト)は、CGCotextRef型(CGContext構造体へのポインタ)で、これに対して様々なC言語関数で命令を与える。

描画方法の種類

  • コンテキストに画像データを追加しこれに加工を加える。
  • コンテキストにパスを追加する。

等の方法がある。パスでは、直線、曲線を繋いで図形を作成しその内部を塗りつぶしたりできる。

描画の流れ

次の流れで描画を行う。
1.コンテキストを取得する(参照:CGCotextRef)
2.コンテキストにグラフィックステートを設定する
グラフィックステートは、線の太さ、線の端の形、線の接続部分の形、線の色、塗りつぶす色、背景との合成方法などの描画にあたっての共通のスタイルのこと。ステートの設定後に行う描画はそのステートに沿ったスタイルの描画内容となる。
3.コンテキストに対し描画を行う

パス作成の流れ

直線、曲線を繋げたものがパス。
コンテキストに次々と点を追加していくことでパスを作成する。コンテキストは追加された点を保持していて、最後に追加された点が次の直線等の起点となり、終点のみを追加するという感じ。

サンプルコード

- (void)drawRect:(CGRect)rect {
    //コンテキストを取得
    CGContextRef context = UIGraphicsGetCurrentContext();

    //グラフィックステートを設定
    CGContextSetRGBStrokeColor(context, 1.0, 1.0, 1.0, 1.0);
    CGContextSetLineWidth(context, 10.0);
    CGContextSetLineCap(context, kCGLineCapRound);

    //(保持していたパスのポイント等を破棄して)新たなパス描画を開始する
    CGContextBeginPath(context);

    //パスを作成
    CGContextMoveToPoint(context, 50, 50);
    CGContextAddLineToPoint(context, 100, 100);
    CGContextAddLineToPoint(context, 150, 50);

    //パスの描画を実行
    CGContextDrawPath(context, kCGPathStroke);
}
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