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Swift で競プロをする際の標準入力について

Last updated at Posted at 2020-05-02

##はじめに
swiftで競技プログラミングに挑戦しようとしたところ標準入力readLine()がうまく使えず行き詰まっていましたが、解決したので共有します。
参考になれば幸いです。
入力される値がスペースで区切られているのか、何行にも渡っているかなどの条件により対応が異なります。
##例1.入力される値が一つ

###String型の場合

**入力される文字列nameに対し"Hello,name!"という文字列を出力せよ。**という問題を想定します。

let name = readLine()!
print("Hello,\(name)!")

入力される文字をnameと定義するためにはreadLine()を用います。

###数値型の場合
**入力される数字の2倍の数字を出力せよ。**という問題を想定します。

let input = Int(readLine()!)!
print(input * 2)

readLine()はString型を返り値にもつ関数なので、数値型(ここではInt型)に変換しましょう。

##例2.入力される値が複数ある
###スペースで区切られている場合

**入力される2つの数の和を出力せよ。
ただし入力は 3 4 のように入力されるものとする。 **という問題を想定します。

let input = readLine()!
let num = input.split(separator: " ")

let stringNum1 = num[0]
let stringNum2 = num[1]

let Intnum1 = Int(stringNum1)
let Intnum2 = Int(stringNum2)

print(Intnum1! + Intnum2!)

配列の抜き出しや数値型の変換について飛躍することなくコーディングすると上のようになります。
上のコードを短くまとめると

let input = readLine()!
let num = input.split(separator: " ")

print(Int(num[0])! + Int(num[1])!)

のように書くことができます。numはスペースを含んだ配列inputに対して、スペースをのぞいた要素を格納した配列であることに注意しましょう。

###改行で区切られている場合
**入力される2つの数の和を出力せよ。
ただし入力は以下のように入力される。
3 4  **という問題を想定します。
readLine()は一行に入力される値を読み込むので

let input1 = Int(readLine()!)!
let input2 = Int(readLine()!)!

print(input1 + input2)

のようにします。もちろん

let input1 = readLine()!
let input2 = readLine()!

print(Int(input1)! + Int(input2)!)

のように変換する場所を変更しても大丈夫です。

##例3.はじめに入力された整数Nの数だけ入力が繰り返される
###入力がスペースで区切られている場合

**一行目に整数Nを入力される。
二行目に入力される数の和を出力せよ。
ただし値は
4 1,4,5,2 のように入力されるものとする。**という問題を想定します。

let N = Int(readLine()!)!
let inputNumbers = readLine()!
var numberArray:[Int] = []
for i in 0..<N {
    let splitedArray = inputNumbers.split(separator: " ")
    numberArray.append(Int(splitedArray[i])!)
}

var sum = 0
for i in 0..<N {
    sum += numberArray[i]
}

print(sum)

入力のfor文と和を求めるためのfor文を分けて書いています。
手順としては、入力されたスペースを含む文字列をsplitで要素ごとに分けて配列に格納し、予め用意しておいたnumberArray[Int]にappendしています。
配列に格納することで1,4,5,2と入力された値をそれぞれnumberArray[0],numberArray[1],numberArray[2],numberArray[3]のように扱うことができるようになります。

###改行で区切られている場合

**一行目に整数Nを入力される。
二行目に入力される数の和を出力せよ。
ただし値は
4 1 4 5 2 のように入力されるものとする。**という問題を想定します。

let N = Int(readLine()!)!
var sum = 0
for i in 0..<N {
    let number = Int(readLine()!)!
    sum += number
}
print(sum)

readLine()は一行に書かれた値を読み込むので、改行で区切られている場合の方がコードは短いです。

このほかにも様々な入力のパターンがありますが、例として出したパターンの応用で乗り越えられると思います。

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