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Salesforce認定アプリケーションアーキテクト取得までの道のり- 難易度・教材まとめ

Last updated at Posted at 2025-06-10

はじめに

こんにちは。とりあしです。
Salesforceを知ってから2年弱。
Salesforce資格をアドミニストレーターから取得し始めてから約1年。
目標だったアプリケーションアーキテクトを取得したので、
自分の資格取得状況の整理とこれから受験される皆さんへ情報共有になればと思い、今まで受験したSalesforce認定資格の感じたことをまとめてみます。
各資格の詳細なことはまた後日個別にまとめる予定です!

取得した資格一覧(2025年6月時点)

No 資格名 取得年月
1 Salesforce認定アドミニストレーター 2024年05月
2 Salesforce認定Platformアプリケーションビルダー 2024年07月
3 Salesforce認定Platformデベロッパー 2024年11月
4 Salesforce認定Dataアーキテクト 2025年02月
5 Salesforce認定Sharing and Visibility アーキテクト 2025年05月
6 Salesforce認定アプリケーションアーキテクト 2025年05月

大体3か月間隔で取得をしていました。
アドミニストレーター受験後、1年計画でアプリケーションアーキテクトを取得しようと思い、具体的に何月何日にどの試験を受験するかを計画し実行しました。
今振り返ってみると1資格につき3か月は少し長い印象でしたが、デベロッパーに関しては範囲が広いので沢山期間を設けた方がいいかもしれません。

各資格の個人的難易度

各資格の実際に受けた印象での主観的難易度(1~10)です。
1に近いほど簡単で10に近いほど難しい

Salesforce認定アドミニストレーター 難易度:5

ある意味、一番むずかしかった・・。
単純に試験としての難易度自体はそこまで高くないかと思うのですが、初めてSalesforceを学び、0を1にする作業がこのアドミンの勉強でもあると思うので、範囲が広くTrailmixも膨大で、気持ち的にすごく難しく感じました。

Salesforce認定Platformアプリケーションビルダー 難易度:2

難易度は易しかった印象。
アドミンと試験範囲も被っていたかと思うのでアドミン取得後、ひと月以内に受験することをおすすめします。

Salesforce認定Platformデベロッパー 難易度:7

難しい!Apex,LWC,Visualforceなど範囲が広く覚えなければいけないことが盛りだくさんでした。

Apexひとつにしてもプログラミング言語なので、きちんと試験範囲を習得するには他の認定資格とは比較にならない程時間を要すると思います。
元々IT開発に携わっていた方であれば大幅な学習時間短縮になるでしょう。

私の場合は、C#を少し触ったことがあるのでApexは何となく理解出来ましたが、LWCやVisualforceは全然分かりませんでした・・泣
ある程度学習を進めて絶対に学習が間に合わない部分は捨て、試験を合格するための勉強に切り替え合格しました。
Salesforce開発をやるうえで欠かせない分野なので、しっかり復習したいと思います。

Salesforce認定Dataアーキテクト 難易度:4

評判ほど難しくは無い印象でした。
範囲も狭く、覚えることだけ覚えればよい。暗記問題なのだなぁという印象でした。

Salesforce認定Sharing and Visibility アーキテクト 難易度:6

難しかったです。
これまでは、内部組織の共有設定の話だけだったのでまだ理解できていたのですが、外部組織(ExperienceCloud)の共有設定が登場し理解に苦しみました。

結局は様々なレコードアクセス共有方法が重なりそのユーザーのアクセス権ってどうなるの?っていう話なのですが、
制限(OWDやプロファイル)があり、そこから様々な共有方法で開放(共有ルールやテリトリー管理など)されるのだなと。
Salesforceの肝の部分なので学べて良かったと感じています。

Salesforce認定アプリケーションアーキテクト 難易度:試験なし

試験自体は無いので難易度は特に書きませんが、
シンプルに取得するのに4つも資格取得をしなければならないので大変でした。
受験する順番は私が受験した順番がおすすめかなと思います。
アプリケーションビルダー→デベロッパー→Data→Sharing and Visibility

もしくは、
Sharing and Visibility→Data→アプリケーションビルダー→デベロッパー
という順番でも早い段階でSalesforceの共有設定を学べるのでいい選択かなと思います。

各資格の勉強方法・教材

各試験の勉強方法詳細はまた後日まとめます!
ひとまず各試験で使用した教材を書いておきます。
アドミニストレーター以降は重複する内容が多いので簡単に。

Salesforce認定アドミニストレーター

・CertificationsDays
Salesforce公式のウェビナーです。アドミン回は年2回程開催されている印象。
アーカイブが無いのでリアルタイムで視聴しないといけないのが難点
非常に分かりやすい解説。内容はほぼ全て試験に出ます!
個人的に教科書的存在です

・Trailhead
アドミニストレーターのTrailmixが用意されているので、可能な限り挑戦しましょう
とはいえ全てやろうとすると数十時間~100時間程取られると思いますので程ほどに!

・本橋孝昭さんのQiita、Youtube
Salesforce学習中の方なら必ず一度は見るであろう本橋さんです。
Salesforceは取っつきにくい箇所が多く、Youtubeで解説していただけるのはとても助かりました。

JPN試験-無料ADM-201-JPN試験問題集
模擬試験サイト。
おそらくもっといい解説サイトがあったと思いますが、当時は何がいいのか分からなくとりあえずこのサイトで模擬試験を解いていました。
今おすすめするならTysonBlogというサイトの方がおすすめです。
1問ずつ各選択肢に解説をしてくださってます。
TysonBlog-【Salesforce 認定アドミニストレーター】試験対策:第1問

Salesforce認定Platformアプリケーションビルダー

・CertificationsDays
・Trailhead
TysonBlog-【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策:第1問
JPN試験-無料Platform-App-Builder-JPN試験問題集

Salesforce認定Platformデベロッパー

・Trailhead
TysonBlog-【Salesforce 認定Platformデベロッパー】試験対策:第1問
JPN試験-無料PDI-JPN試験問題集
セーブポイントが見つからない-【Salesforce】PLATFORMデベロッパー試験合格のポイント

セーブポイントが見つからないさんはSalesforceの技術的な要点を各記事にまとめてくださっていて非常にためになる内容が多い印象です。
他の試験でもお世話になった記憶がありますし、Salesforce公式の動画でも紹介されていたりしてびっくりしました。それだけクオリティが高いのでしょう。おすすめです。

ApexSandBox.io
受験当時は存在を知らず使用していませんでしたが、Apexの学習はApexSandBox.ioがいいかもしれません。
私もまだApexを組んだ経験がほぼ無いに等しいのでこのサイトで勉強中です。

Salesforce認定Dataアーキテクト

・Trailhead※
Trailheadはほとんどリンクが貼ってあるだけなので取っつきづらく、あまり利用しませんでした。

Youtube-Salesforceのデータ管理をマスターしよう!〜 認定データアーキテクト試験のポイント

Salesforce Developers Japanの動画です。試験内容のほぼ全てをカバーしてくれます。
動画内容的には、CertificationsDaysと同様です。
なのでこの動画の内容が、Dataアーキテクトの教科書的存在になります。
説明が分かりやすい。何回も見ましょう。

有料Note
Salesforce過去問+模擬問題の解説というアカウントの方のNoteです。
有料の模擬試験の解説。
全部で120問分。前半60問、後半60問
前半後半それぞれ1500円でしたがまとめて買うと安くなるみたいなプランもあった気がします。

アーキテクト試験になると情報が少ないのか、ネット上で無料の模擬試験を探しても答えが曖昧になっている問題が多く、一体何が正解なんだ!?と困惑する場面が多くなってきました。

しかしこの方の解説はエビデンス付きで解説してくださるので、信用できると判断し利用させていただきました。

ローコードメディア
無料の模擬試験の解説。
2025年6月時点では全部で223問あるみたいです。

こちらは無料ですが、各選択肢に解説がなされており、問題文と解説の日本語も分かりやすいので利用していました。

JPN試験
解答の間違いが多い印象ですのでどんな問題があるかなと確認した程度です。
有料Noteメイン、ローコードメディアがサブ、JPNがおまけ程度に解いていました。

FocusOnForce
海外の有料教材、有料模擬試験のサイト。
有料の教材と模擬試験が有料で売っています。それぞれ3000円くらいだった気がします。私は模擬試験のみ購入。

評判が良く、紹介されている方もちらほら見かけましたが、私は結局利用しませんでした。

まず、サイトの動作が重たいです。
機能が多すぎるためかスムーズにページの遷移が出来なかったです(環境次第かも)
基本英語のみ。
Google翻訳を使用すればなんとか利用できますが、日本語訳が読みづらいことに加え、確か右クリックやコピーが使用できなかった気がします。(曖昧ですみません)
これらの理由から効率が悪いと判断し、利用しないことにしました。
それと、有料で買ったのに期限が付いていたり何かと不満に感じてしまう点が多かったです。

セーブポイントが見つからない-【Salesforce】Data Architecture and Management デザイナー試験合格のポイント
デベロッパー同様にお世話になりました。

Salesforce認定Sharing and Visibility アーキテクト

・Trailhead※
Dataアーキテクト同様あまり利用しませんでした。

Youtube-【機能紹介】Salesforceの共有設定をマスターしよう! 〜 Sharing & Visibility
Salesforce Developers Japanの動画です。試験内容のほぼ全てをカバーしてくれます。
動画内容的には、CertificationsDaysと同様です。
この動画の内容が、Sharing and Visibility アーキテクトの教科書的存在になります。
1時間弱の動画なので、お昼休みにご飯を食べながら1.25倍で見ていました。何回も視聴することをおすすめします。

有料Note
Salesforce過去問+模擬問題の解説というアカウントの方のNoteです。
Dataアーキテクト同様お世話になりました。

ローコードメディア
こちらもDataアーキテクト同様お世話になりました。
2025年6月時点で全150問あるようです。
現在も更新されているようなのでぜひ。

JPN試験
こちらもDataアーキテクト同様、おまけ程度。

今まで受けてきた試験で伝えたいこと

ここまで5つの試験を受けてきて、「これはやっておいてよかったな」とか「これはやらなくてよかったな」と思うことが少しありましたので共有します。

1. 試験日は先に決めること

まずは試験日を決めましょう。
多くの人にとって、「合格までの一番の近道」は、先に試験日を確定させることだと思います。

ある程度の余裕を持たせつつも、適度にプレッシャーを感じられるくらいの期間を設定するのがおすすめです。

例えば、アドミニストレーターを受験する場合
0からSalesforceを勉強している場合は、半年後~1年後
ある程度すでに勉強した状態から受験する場合は、3か月後

個人差があったり試験によって変わりますが、私の体感はこんな感じかなと思いました。

アドミニストレーター受験以降、その他の認定試験を受験する場合は、ご自身でどれくらいの期間で合格できるか、なんとなく予測が付く状態になっていると思います。
私の場合は大体2か月か3か月期間を設けるのが丁度いいなと感じました。

2. Trailheadはほどほどに(模擬試験も)

最初は出題範囲を一周することに重きを置いていました。
ですが、アドミニストレーターやデベロッパーなど、範囲の広い試験では完璧を目指すと終わりが見えません。

Trailheadや模擬試験を進めていると、突然「これ何言ってるの…?」という謎にぶつかる場面が出てくると思います。
このとき、その謎に真正面から立ち向かおうとすると時間を大量に使ってしまい、学習効率が下がることがあります。

Salesforceは奥が深いので、「まあそういうのもあるよな~」と一旦スルーする勇気も大事です。

模擬試験を解いているうちに「これTrailheadでやった気がする…」とピンと来る場面も出てくるので、
そういうときにTrailheadに戻ってピンポイントで復習するのが一番効率的だと感じました。

3. 教材の選択

まず、インプットする学習教材はなるべくSalesforce公式の教材がいいと思います。

TrailheadやYoutube、CertificationsDaysなど。
どれも分かりやすく公式なので信頼できます。

そして模擬試験ですが、これはきちんとどのサイトを参考にするのか選別したほうが良いです。

分かりづらい日本語訳で解答も間違っているサイトもあります。
学習中にこういった質の悪い模擬試験に触れると間違った知識がインプットされてしまう可能性があり、危険だと思います。

なので、できれば日本人の方が丁寧に解説してくださるサイトを見つけて模擬試験を解いていくのが確実です。

私がどんな教材や模擬試験サイトで勉強したかは、この記事で書いておいたので参考にしていただければと思います。

4. 模擬試験周回

あとはもうひたすら模擬試験を周回しましょう!
1週目、2週目と〇×をつけていき、理解している問題と苦手な問題を洗い出し、苦手な問題はTrailheadなどで知識の再確認をしましょう。
私の場合は大体試験前までに4週ほど周回していました。

おわりに

というわけで、Salesforce認定アプリケーションアーキテクト取得までの道のりを振り返ってみました。

正直、Salesforce のことはまだまだ分からないことだらけです。
全体を 100 としたら、まだ 13 くらいしか理解してないんだろうなという感覚です。

そして実務もメイン業務の傍らでSalesforceをしており、未だ社内改善が中心なのでどうしても経験が浅いです。
それでもコツコツと学んで、Salesforceでできることをひとつずつ増やしていきたいですね。筋トレと一緒ですな!

次はシステムアーキテクト目指したいと考えています。
多分、めちゃくちゃ難易度上がると思いますが、、気合入れねば。

そして、今Salesforceを学習し始めたばかりの皆さん
最初はとても取っつきにくくて、理解できずにモヤモヤすることが多いと思います。
でも、大丈夫です。おそらくみんな同じです。
私もずっと雲をつかむような感覚で勉強してきました。
それが少しずつ分かるようになり、点と点が線で繋がる瞬間が来ると思います。

こないだYoutubeで見かけましたが、このモヤモヤやイライラがまさに脳みそが成長しているタイミングなんだそうです。
不快感を味わえ。そう言ってました。

てことで、不快感を味わいながらまたSalesforceがんばっていきましょう。

長々と読んでくださり、ありがとうございました。

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