プログラムの事を書けって言ったよね?
すいません、でも、今ITの現場で結構起きてる事なんです。はい。
今の若い子は失敗を極度に怖がる
若い子の面倒を見るようになってまず気になる事は、若い子は失敗を極度に恐れて、恐れすぎて、逆に失敗してしまう事が多いという事だ。
失敗するぐらいならやらない、という思想の子が多いように感じている。
そういう時代なのかも知れない。
まず経験すべきは「失敗すること」
ただ、仕事で失敗しないなんて事はあり得ない。
誰しもが失敗し、失敗からいっぱい学んで、隙を無くしていくのだ。
なのでまずやらせる事は「ITの世界は失敗してもだいたいリカバリができる」という事を学んでもらう事ではないだろうか。
「リカバリの効く失敗」を経験させよう
自分の場合は、viの使い方を教えることで失敗を学ばせた。
/tmp/test.txtを開いて、特定のパターンの文字列を入力して、セーブする、という作業だ。この作業は遊びではない。「設定ファイルを変更する」など、未来を見据えた作業だ。
これであれば、rootでもなければ、よっぽどの偶然がない限り、サーバにダメージが行くような事は無いはずだ。
(:w ~/.ssh/id_rsa.pubなんて入力する確率は0%だろう。多分。)
いくら失敗しても、:q!でいくらでも無かった事にできる。
viの使い方も判るし、コンピュータの世界に入る一歩としてはかなりいいのではないかと自負している。
失敗は友達
先輩は、よっぽどの失敗でもなければ、若い子を叱らないで欲しい。
何しろ極端に「失敗して怒られる事を怖がっている」世代なのだ。
自分だっていっぱい失敗したのだから、優しくリカバリを教えてあげればいい。教えて君になったらググる事を教えてあげればいい。
とにかく乗ってしまえば一流のパフォーマンスを発揮する。それが今の若い世代なのだ。
乗るまでは、待ってあげよう。