GitLabとAmazon Q Developer連携がすごい!AWS re:Invent 2024で発表された開発者体験の革新的な進化をまとめてみた
AWS re:Invent 2024のセッション「GitLab & Amazon Q Developer for a next-level developer experience」と「GitLab Duo with Amazon Q: AI-driven DevSecOps for your SDLC」を見たので、革新的だと感じた内容をまとめてみました。
そもそもなぜこの連携が必要なのか
最近の開発現場って本当に大変ですよね。Gartnerの調査によると、開発者が実際にコードを書いている時間って1日1時間もないんだそう。週に4-5時間程度しかコーディングできていないって衝撃的です。
さらに驚いたのが、開発者の54%が14個以上のツールを使っているという調査結果。これは本当に身につまされます。自分も日々いろんなツールを行ったり来たりしていて、本来の開発作業に集中できていないなぁと感じていたところでした。
Amazon Q DeveloperとGitLabの連携で何ができるようになるの?
GitLabのSelf-managed UltimateかDedicatedを使っているユーザーなら、以下の3つの機能が使えるようになります:
1. Feature Dev Agent
これが個人的に一番ワクワクする機能です。GitLabのイシューで /q dev
って打つだけで、AIが理解して実装までやってくれます。
実際のデモを見てたんですが、例えばサインアップフォームを作って欲しいってイシューを書くと、プロジェクトの文脈を理解した上でコードを生成してくれるんです。しかも、インラインでコメントを書けば、その場で修正もしてくれる。
コードにオープンソースのものが含まれてたら、ちゃんと教えてくれるのも良いですね。安全面でも安心です。
2. Transformation Agent - これは地味に便利かも
古いJavaプロジェクトのアップグレードって、誰もやりたがらない作業ですよね。でも /q transform
って打つだけで、Java 8/11からJava 17への移行を自動でやってくれます。
特に面白かったのが、大規模なプロジェクトでも非同期で処理してくれて、変換計画も事前に見せてくれるところ。.NETにも対応予定とのことで、レガシーコード改善の救世主になりそうな予感。
3. AIコードレビュー
これまでのAIコードレビューとちょっと違うなと感じたのが、GitLabの文脈を完全に理解した上でレビューしてくれる点。/q review
でレビューを始めて、問題があったら /q fix
で修正案まで出してくれます。
実際どうなの?
デモを見ていて印象的だったのが、これらの機能がGitLabの既存のワークフローにすごく自然に統合されている点です。無理やりAIを押し込んだ感じがなくて、普段の開発フローがより効率的になった感じ。
特に良いなと思ったのが:
- イシューからマージリクエストまでの一貫性
- チーム全員で文脈が共有できる
- 変更履歴が完全に追跡可能
- セキュリティチェックもちゃんとしている
まとめ
正直、見ていて「これは開発の仕方が変わるな」と思いました。特に若手エンジニアにとっては、どんどん効率的に開発できるようになりそうです。
現時点ではプレビュー版なので、完璧とは言えないかもしれませんが、GitLab Self-managed UltimateかDedicatedを使っているチームなら、試してみる価値は絶対にあると思います。
個人的には、この手のAI機能って「本当に使えるのかな?」って懐疑的だったんですが、実際のデモを見てかなり印象が変わりました。これ、本気で開発者の生産性上がりそうです。
みなさんも使ってみたら、感想教えてください!
※この記事は AWS re:Invent 2024 のセッションを視聴してまとめたものです。実際の使用感については、プレビュー版がリリースされ次第、詳しくレポートしたいと思います。