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Python(Pillow)を使って複数の画像ファイルをリサイズする処理

Last updated at Posted at 2022-02-25

目次

1.はじめに
2.使用環境
3.リサイズ
4.ファイル取得
5.処理
6.ファイルを保存
7.おわりに

1. はじめに

画像を一括でリサイズ処理することがあったので、備忘録としてQiitaに載せておきます。
今回はPythonとその画像処理用ライブラリであるPillowを使用しました。

参考/使用したサイト一覧

Python, Pillowで画像を一括リサイズ(拡大・縮小)
「それ、pythonでできるよ」-画像のリサイズ-
Pillow公式ドキュメント
指定した幅のサンプル画像を作成してくれるーplacehold.jp

2. 使用環境

Python --3.9.1
Pillow --9.0.1

pythonとpillowのver対応は下記をご覧ください

Python - Pillowの対応表
Pillow対応表.png

Pillow公式ドキュメントより引用

3. リサイズ

PillowはPILをインポートして使用します。

from PIL import Image

そして今回は画像のリサイズを行うためにresize()を使用します。

resize((width,height),resample)

のように引数を指定して使用します。
width/heightの部分にはピクセル値を打ち込んで使うこともできるし、変数を使ったり元サイズの値を参照して指定することもできます。

ピクセル指定

image.resize((300, 240))

変数

img_width = 300
img_height = 240

image.resize((img_width, img_height))

リサイズ元画像を使用して指定(横幅を元画像の2倍、縦を1/2)

image.resize((img.width * 2, img.height // 2))

引数resampleでは、リサンプリングする際に使われるフィルターを指定できます。デフォルトではNEARESTが使われます。
フィルターの種類は

  • NEAREST
  • BOX
  • BILINEAR
  • HAMMING
  • BICUBIC
  • LANCZOS
    です。

resampleフィルター指定

image.resize((hoge, hoge), resample=Image.NEAREST)

4. ファイル取得

今回はPATHを指定してファイルを取得していきます。
ここではglob()を使用して複数ファイルを一括取得していきます。

import glob
import os

files = glob.glob('./hoge/*.png')

これでカレントディレクトリのhogeの中にあるpngファイルを全て指定できます。

拡張子を複数指定する場合の処理も後述します。

5. 処理

先ほどglob()で受け取ったファイルをresizeで処理していきます。まずpngファイルのみを処理します。

拡張子を指定して処理

import os
import glob
from PIL import Image

#PATH取得
files = glob.glob('./hoge/*.png')

#リサイズ処理
for f in files:
        img = Image.open(f)
        img_resize = img.resize((300, 240))

これでhogeディレクトリ内の.pngファイルが300x240にリサイズされます。処理したい拡張子がひとつのときはglob()のほうで指定するだけで可能です。

次に複数の拡張子を指定して処理します。

複数拡張子を指定して処理

#PATH取得、ここではすべてのファイルを対象とします。
files = glob.glob('./hoge/*')

for f in files:
    #指定した拡張子にだけ処理を加える
    root, ext = os.path.splitext(f)
    if ext in ['.jpg', '.png', '.jpeg']:
        #リサイズ処理
        img = Image.open(f)
        img_resize = img.resize((300, 240))

これでhogeディレクトリ内の.jpg, .png, .jpegファイルが300x240にリサイズされます。

6. ファイルを保存

処理が終わったら保存先を作成して保存しましょう。趣旨と少しはなれるので、ここはちゃちゃっといきます。

まずリサイズした画像の保存先のファイルを作成します。複数方法ありますが、ここではmakedirs()を使って作成します。

保存先ディレクトリの作成

dst_dir = './resized_images'
os.makedirs(dst_dir, exist_ok=True)

この書き方だと./hoge/hogehoge/resized_imagesのように指定して、途中に存在しないディレクトリを挟んだとしても/resized_imagesまでのディレクトリを作成してくれます。

では保存先のディレクトリに保存していきます。save()でファイルの保存ができます。

保存

img_resize.save('dst_dir')

さきほどの処理と合わせて記述すると

import os
import glob
from PIL import Image

#保存先の作成
dst_dir = './resized_images'
os.makedirs(dst_dir, exist_ok=True)

#PATH取得
files = glob.glob('./hoge/*')

#処理&保存
for f in files:
    root, ext = os.path.splitext(f)
    if ext in ['.jpg', '.png', '.jpeg']:
        img = Image.open(f)
        img_resize = img.resize((300, 240))
        img_resize.save('dst_dir')

これでhogeの指定した拡張子ファイルが300x240にリサイズされて/resized_imagesに保存されます。

7. おわりに

最後に自分が実際に書いた処理を載せておきます。
パスを取得して.jpg/.png/.jpegを指定したサイズの正方形にリサイズする処理です。
保存するときに"_resized(値)"をファイル名に追加しています。

import os
import glob
from PIL import Image

#リサイズした画像の保存先ディレクトリ作成
dst_dir = './resized_images'
os.makedirs(dst_dir, exist_ok=True)

#PATH取得
files = glob.glob('./get_img/*')

 #resizeするpixel値指定して代入
img_size = 500

for f in files:
    root, ext = os.path.splitext(f)
    if ext in ['.jpg', '.png', '.jpeg']:

        #リサイズ処理
        img = Image.open(f)
        img_resize = img.resize((img_size, img_size))

        #リサイズした画像のファイル名に(_resized*値)を追加
        basename = os.path.basename(root)
        img_resize.save(os.path.join(dst_dir, basename + '_resized' + str(img_size) + ext))

正方形なので、リサイズしたい値が変更したときにimg_sizeに代入する値を変えれば一回で変わるようにしました。
ファイル名に追加する部分も変数の値が変われば変更されます。

また余談ですが、正方形のリサイズ時はwidthとheightの値がひとつでもいけるのか気になって試したところ

img.resize((img_size))

と記述するとエラーを吐きます。しっかり横x縦を書きましょう。

(追記)

square_len = (img_size, img_size)
...
img.resize((square_len))

は可能です。(/追記)

ご覧いただきありがとうございました。
感想、アドバイスございましたらコメントでお願いいたします。

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