目次
1.はじめに
2.なぜ受けたか
3.1次試験〜Piscineまで
4.いざPiscine
5.おわりに
1. はじめに
こんにちは。まずこの記事はただの備忘録です。試験の内容や準備しておく技術、心構えなど合格するために有用な情報を求めてきた方にはあまり参考にならないようなことを書きます。
42tokyoはこんなところです。記事の中では説明しないので気になる方は他のサイトで調べてみてください。
2. なぜ受けたか/そのときの状況
まず、受験した時はガチの未経験でした。プログラミングのプの字も知らなかったしコードなんてもちろん書いたことなかったです。
でも興味はあった。
兄がエンジニア系の仕事なのもあって、話をしたりする中でプログラミングちょっとやってみたいなっていう気持ちがあったり、物を作ることが昔から好きだったのもあります。(レゴも好きだったしMineCraftとか12〜3歳からひくほどやってたと思います。)
それと大学が文系なんですが、授業が英語で行われる学部なので、せっかくなので英語の理解が役立つ仕事とかしたいなあなんて思っていたこともあります。
そして何よりお金をかけたくなかった。プログラミングスクールってお高いんでしょ?という先入観もあって気にしてなかったけど、ふとした時に「どんな所があるのかな」と調べた時に見つけたのが42tokyo。
永久無料で学べる!就職先のあっ旋もない!なんで!? と驚いた記憶があります。
調べていくとどうやら超大企業DMM様が資金面をどうにかしてくれてること、入学試験が地獄大変らしいとのことで、釣り合いが取れているもよう。
そこでプログラミングってそもそもどんなもんなの、という疑問と自分のプログラミング適正を知りたかったので受験してみることにしました。
(「呪術廻戦」より)
3. 1次試験〜Piscineまで
まず1次試験のweb上でのテスト。
事前知識が要らないということでもちろん勉強しませんでした。
まあなんとなくやってみて、なるようになれという感じでした。
でなんとか合格した模様。通知が来て一安心。
ですが予定されている2次試験、Piscineの受験が間に合わなかった。
というのもwebテストを受験したのがPiscineの5~7日前くらいだった気がします。
そしてその日程がそのとき発表されている最後の日程だったので次いつ受けられるか分からない。困る。非常に困る。
その時取った行動が 「全力でお願いする」 でした。
どうしても受けたいんです!お願いします!みたいなことをメールで送ったところ、
「組み込んであげる」という旨の返信を頂きました。やったね!
4. いざPiscine
Piscineです。1ヶ月続く本試験ですね。
42の入学試験がキツいと言われる所以です。何がキツかったかは後述。
まず無理言って受けさせてもらったこともあって、受験準備に時間がかかったため自分のPiscineは周りより2日遅れでスタートしました。終了です。
いざ1日目!(3日目)
マジで何もわからない。今まで生きてて一番なにもわからない。「どこがどうわからないのか」を言語化しなければいけないことを念頭においたうえで何もわからない。
(「バキ」より)
というのも未経験すぎて出てくる単語がほぼ全て初対面。今考えるとヤバいですが ターミナルって何? みたいな状態。
すべてグーグル先生に教えてもらいながら環境構築を進めます。
あと3日目に始めたおかげで「ここで困った!」みたいな部分はわりと解決策がグループチャットに残っていたのでそれを参考にできました。
課題にとっかかることも出来ずに1日目が終わった記憶があります。
いざ課題
Piscineの課題はロボットに出されている感じ。とにかく無機質で優しさがない。
アイスクリームもお茶も知らない宇宙人に向かって「ハーゲンダッツの抹茶味をつくって」みたいなことだけ書かれた仕様書を渡す、みたいな感じで課題が出されます。当人からすると書かれてることが何も分からない。ヒントもくれない。
shellの操作となってもひとつもコマンドを知らないし、できるひとはどんどん進んでいってるので、焦る焦る。
書店に駆け込みlinuxの本を買って1日で全部読んだのを覚えてます。
その先もずっと同じでした。ひとつ終わらせて新しい課題に取り掛かると、また全くわからないところから始まる。今思い返すと 「分からない状態に慣れる」 ことができたことが最後までやり抜くことに繋がったかな、と思います。他の方達より分からないことが多かった分、それを 「当たり前のこと」 として受け入れられました。
途中で気づいたのが 「人はわからないことがストレスになる」 ということ。元からやっていた方達は簡単かと言われるとそうじゃなくて、そういった人にとってもしっかり難しい課題が出ます。そして「分からない」状態から抜け出せない、、、なのでいわゆる”溺れる(脱落する)”方達がちらほら出始める。そして気づいたら人数が 何十人も減っている、、、 という状態に。
これがPiscineが漫画H×Hのハンター試験と揶揄られる理由。
中盤〜終盤
もう分からないことにも慣れ、半月ほど起きて寝るまでずっとプログラミングをやり続けた結果「辛い」という感情の中に「楽しい」の感情が芽生えてることに気づきました。
分からなくてもコードレビューのときに親切に教えてくれる方が多く、ハートを温めつつ成長していく。素晴らしいじゃありませんか。
技術力じゃ勝てないが親切さなら戦える!と思い、とにかく丁寧にコードレビューする、教える、教えてもらうことを心がけました。
今は自分のやってることで忙しいから!とか考えたこともありませんでした。
そんでPiscineはなんとなくそれが当たり前な空間で、すごくいいなぁって思えました。
その中で、ときには仲良くなったひとと関係のない会話で盛り上がったりしたのも楽しかったし、関係のない会話をしたことにより質問しやすい関係ができていたり、、これってまさにこの先仕事をする時に必要なものなんじゃないの!?と気付かされましたね。
そして最終日までそんな感じでなんとか溺れずに到達。もう受かろうが落ちようがなんだっていい、十分な経験ができた、ありがとうPiscineて感じでした。
結果
しばらくして合格発表、、、
結果は合格でした。
正直なとこ、最終的にめちゃくちゃ出来るようになっていたわけでもない、なんなら最初からわけもわからず最終日まで走り切っただけ、みたいな状態でしたが自分の1ヶ月間は無駄ではなかった!と歓喜しました。
最高の経験でしたね、ホント。
5. おわりに
プログラミング、適正があったかどうかはまだまだわかりません。でも楽しいし、仕事にしたいとまで思えるようになりました。今の自分があるのはコレのおかげとまで言えます。
そしてわからないことがあっても動じない精神を養えました。コレが大きい。
コードを書きながらどツボにはまっても「Piscineやってたときのほうがわからなかったな」と思い返すことで解決します。(してません)
すごく良い経験になったし、プログラミング未経験でも42受けてみたい方がいたらぜひ受験をお勧めします。
地獄です。 楽しいです!
読んでいただきありがとうございました。