はじめに
最近、ようやくちゃんとTableauを勉強し始めました。
なんとなくわかってきた気はするのですが、機能がとても多くて相変わらず目が回りそうです。
その中で、人に見せる豪奢なVizを作るだけがTableauの利点じゃないな、と思い始めたので記事を書くことにします。
Tableauの良いとこは、その簡単さに尽きる
触れてみるまでは漠然と「Tableauってなんか綺麗なグラフ描けるやつでしょ」と言うイメージでしたが、実際に勉強してみると、もちろん綺麗なグラフが描けてテンションも上がるのですが、それよりも「気軽に使えること」の方が重要だと思うようになりました。
どれくらい気軽かと言うと、ちょっと頭を整理したいときにパッと描いて、満足したらそのまま保存せずに消しちゃうくらい。
もう、メモ帳ですね。
実例: データの仕様を調べるとき
最近僕は生データからその仕様を把握する作業が多いのですが、これが結構骨の折れる時間です。
5分に1度は「なんでドキュメントまとまってないんだ…」と呟きながら進めていくのですが、そこにちょっと助け舟を出してくれるのがTableauです。
そのデータにはいろんなフラグがあるのですが、フラグ同士の関係性が明確じゃないんですね。
例えば10個のフラグがあって
- Aのフラグが立つ時はBのフラグも必ず立つ
- BとCのフラグは必ず一緒に立つ
みたいな関係性があるのです。
もう1度「なんでドキュメントまとまってないんだ…」と呟いて、この関係性を紐解きます。
どうする?
みなさんなら、どうやって調べますか?
まず自分はとりあえずPythonにデータを打ち込んで、とりあえずフラグの集計をしました。
aとbのフラグが立ってるケースが何個あって…
なるほどわからん。
なんでドキュメントまとまってないんだ。
Tableauにつっこんでみる
そして思い至ります。
Tableauに突っ込んだらいいんじゃないの?
すでにPythonのDataFrameになっていたので、必要な部分だけcsvに吐き出してTableauに読み込ませます。
で、フラグをずらっとディメンションに並べ、メジャーにはレコード数を指定すると……
わかりやすい!
Tableauが勝手にレコードのない組み合わせを弾いてくれているので、10個のフラグがあるけど実際には6パターンの組み合わせしかないことがわかりました。
しかも5個のフラグは使われてすらいない!
そして、フラグの3~5は必ずセットで指定されていて、フラグ2が1の時にしか立たないこともわかります。
フラグ1とフラグ2〜5は独立していそうですね。
これでスッキリです。
そして最後に…?
確認したいことが確認できたので、もう、保存せずにバッサリとTableauを閉じます。
ここまでの作業時間、5分とかです。
まとめ
Tableauのとにかく強力なのは、パッとデータ読んでパッとデータをドラッグ&ドロップしたら、それでOKと言う気軽さです。
このハードルの低さは日々の業務効率をアップさせることうけあいです。
カラフルで美しくわかりやすいVizを作るだけがTableuのいいところではなさそう、と言うお話でした。