前提
VScodeが.NET立ち上げてメモリとCPUを食い潰すようになったため、VScodeの縁切寺とも言われるRiderのトライアルをやってみました。
以下は一ヶ月使ってみたけれど、こんな手触りだったよ~という備忘録です。
- 無料期間の一ヶ月間のみ使用
- UnityでC#を書くために使用(shaderは書いていません)
- 個人開発
- 設定を一切変更しない
触ってみた感想
メリット
- 見栄えがいい。UIが見やすく目が疲れない。
- 動作が軽い。機能が詰まっているのに、一度も処理が重くなるようなことがなかった。
フォントがいい
見ていて目が疲れない。
最初にRiderを開いたときのレイアウトのまま使い続けられた。
手厚い補完機能
インストールしたそのままの状態で
foreach
と書くと
foreach(type Variable in COLLECTION)
{}
ぐらいまで補完してくれる。
基本的な構文のスニペットは必要ないと感じた。
grep
Ctrl+Shift+Fでフォルダ内の別ファイルも検索してくれるやつ。
VScodeだと該当行だけがサイドバーに表示される。
Riderではデフォルトで別ウィンドウを立ち上げて、周囲の行も見せてくれる。
地味に一番楽な機能でした。
デメリット
次に感じていたデメリットです。
あくまで個人的な感想であり、かつ設定やRiderについて調べもせずに使い倒していた期間中に感じていたこととなります(たぶんもっと楽に扱えたはず)
Unityとの相性が悪い?
Unityでプログラムを書いているときに一番面倒な時間は、ソースコードを変更したときに発生するコンパイルの待機時間だと思われます。
Riderでクラス変数を書いた場合、一度コンパイルを挟まないとインテリセンスに変数が出てきません。
設計をテキトーにしているプロジェクトや、設計が詰まっておらず書きながらクラス変数を追加する場合などだと、おそらく大分ストレスポイントになります。なった。
インデントが勝手に決められる
個人開発ではプログラムを書く私が王なので、私の気分でインデントを決めたり、{}の位置をifの後とか次の行とかにするのですが、Riderは乳母が如く邪魔をしてきます。
従ったほうが整ったコードにはなるでしょう。
会社とかで従業員全員に使わせれば、コードのインデントがソースコードの部分によって異なるなどの問題が発生しなさそうなので、そういう使い方としては大変優秀だと思います。
けど、個人開発なんて好き勝手プログラミングするためにあると言っても過言ではない。
だから#regionを
こう書いてるのに
#endregion
-------------
#region
勝手にタブ空けするな!ヽ(`Д´#)ノ
#endregion
-------------
#region
(※再三書いていますがおそらく設定で変更可能です)
総括
- 個人開発のエディタとして月1600円払うほどの大きなメリットはなかった。
- 会社で配られたら喜んで使う。
- プログラムを書く手間は他エディタと差異はない(Unityのコンパイル待機時間を除く)。
けど、プログラムを読む面としては今まで触ったどのエディタよりも見やすくてよかった。 - 個人開発だとソースコードの細かい書き方などは自分ルールで動かしている場合が多そう。
会社などの複数人プロジェクトで使用すれば、同じ見栄えになるメリットがある。