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海外配信のモバイルゲームQAの言語検証で気をつけたい観点

はじめに

私は今年から海外配信のモバイルゲームQA業務にも携わることになり、色々な国の言語検証に触れる機会が増えました。
今回は実務経験から言語検証の際に気をつけたい観点を紹介していきたいと思います。

日付や時刻

国毎に表記方法や時差の関係上、以下のように日付や時刻の記載内容が変わってくる場合があります。

YYYY/MM/DD表記の違い

国毎で日付の表記方法には違いがあります。
プロジェクト毎でも各々表記方法のルールが違っていたりするので確認の際には注意が必要です。
「2020年7月9日」を例に国毎の違いを以下に纏めています。

地域 表記順
日本、中国、韓国など YYYY/MM/DD 2020/07/09
アメリカなど MM/DD/YYYY 07/09/2020
イギリス、ヨーロッパ地域など DD/MM/YYYY 09/07/2020

国毎のルールに則っていないと月や日付の記載が逆になったりとリスクが生じます。
※アメリカの記載をイギリスの記載と誤ると「2020年7月9日」が「2020年9月7日」になってしまう。

現地時間での記載

国毎のタイムゾーンに合わせて時間の記載は変わることがあります。
「2020年7月9日(木) 15:00:00」を例に国毎の違いを以下に纏めました。

タイムゾーン 日本との時差 備考
(JST)表記にする場合 0時間 2020年7月9日(木) 15:00:00 JSTとは日本標準時のこと
(UTC)表記にする場合 -9時間 2020年7月9日(木) 06:00:00 UTCとは協定世界時のことで世界各地の標準時
(PST)表記にする場合 -17時間 2020年7月8日(水) 22:00:00 PSTとは太平洋標準時のことで主にアメリカ西海岸地域の標準時

日本時間との時差の整合性が取れていないとリスクが生じてしまいます。
施策リリース日時や有効期限などの記載に誤りがないかは、各国毎に入念なチェックが必要になってきます。

実際の日付や時刻の記載以外にも注意しないといけないポイントもあります。
例えば「"明日"○○:○○リリース」という表現の記載は時差の関係上、他言語でそのまま翻訳してしまうと「明日」でなくなってしまう場合などもあるので注意が必要です。

実務で取り扱ったことはないのですが、日本ではあまり馴染みがない北米やヨーロッパの国々で導入しているサマータイム制度についても気をつける観点として持っておいてもよさそうですね。

訴求内容

説明文言については、誤った訴求がされると甚大なリスクを生じる可能性があります。
その中の確認時に気をつけている観点を大まかに表で纏めてみました。

キャラクターの記載

キャラクターは以下のような観点をしっかり抑えておくと不具合検知率も上がるかと思います。
中でも特殊効果は内容が細かく記載されていることが多く、色々な解釈ができてしまう場合があるので観点は幅広く持っておいた方が良いです。

大項目 中項目 備考
名称 -
ステータス -
性別 - 人称代名詞のhe/sheなど
特殊効果 数値
上昇/下降 +、-、×、÷、%、割合など
大きさ(威力など) 小、中、大、特大、超特大など
タイプ 属性や種類など

ガチャ説明の記載

ガチャの説明は以下のような観点をしっかりと抑えて確認できると良いと思います。

大項目 中項目 備考
ガチャ名称 -
ガチャ回数 -
確率/提供割合 -
金額 - 各国毎に通貨の単位やカンマの区切りなど違うので注意
訴求力のあるワード 確定/保証など
~以上、~以下など
1日○回など

訴求力のあるワードについては各プロジェクト毎に違いや特色があると思うので、
事前に翻訳時にどういった単語に置き換わるのかはピックアップしておくことが大切です。

UI表示

表示崩れ

日本語から海外言語に翻訳される際に、文字数が著しく増える場合が多々あります。
そういった場合UI崩れが起きやすいので注意が必要です。

文字数が多くUI崩れが発生する場合、他言語では単語が省略されて記載されることがあります。
この際は省略された単語に問題がないかもしっかりと確認する必要性が出てきます。

余談ですが、UI調整時に文字の仮入れを行う際は、一番文字幅が広いとされている「W」が用いられるようです。

字幅比較(1文字) 字幅比較(10文字)
W WWWWWWWWWW
A AAAAAAAAAA
M MMMMMMMMMM

文字色

UIは文字色が日本語と相違ないかも確認しています。
言語が変わると色の付く単語範囲が文法などの違いにより変わる場合があり、
訴求を強調したい箇所が変わっていないかなど注意深く見る必要が出てきます。

さいごに

海外版アプリQA時の言語検証で気をつけたい観点の紹介は以上となります。
観点は他にもたくさんあると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

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