問題
AlmaLinux 9 で OpenSSH をインストールしようとしたが、インストールが完了しなかった。ネットワーク接続に問題があり、ping google.com が通らなかった。
解決策
1. ネットワーク設定確認
-
ping 8.8.8.8
は通ったが、ping google.com
が通らなかった。 -
/etc/resolv.conf
がnameserver 192.168.0.1
と設定されていたため、ローカルDNSサーバーが正しく動作していない可能性があった。
2. DNS設定の修正
- 一時的に
/etc/resolv.conf
を修正し、Google DNS (8.8.8.8
と1.1.1.1
) を設定。 -
nslookup google.com
で正常にIPアドレスが取得でき、DNSの問題が解決。
3. 最終的な確認
- DNS設定を修正した後、
ping google.com
が正常に動作するようになり、OpenSSHのインストールも問題なく完了
結果
無事にOpenSSHをインストールでき、ネットワークの問題も解決しました!
今回の学び
DNSとは?
DNS(Domain Name System) は、ドメイン名(例:google.com)をIPアドレス(例:142.250.207.14)に変換する仕組み。
名前解決ができないと、インターネット上のサービスにアクセスできない。
DNSサーバーの種類
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ローカルDNS:通常はルーターや企業内サーバーが提供。resolv.conf で設定される。
→ 今回は nameserver 192.168.0.1 だったが、正常に動作していなかった。 -
パブリックDNS:誰でも利用可能な外部DNS。
- Google DNS:8.8.8.8, 8.8.4.4
- Cloudflare DNS:1.1.1.1
ネットワークアダプタの違い
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ブリッジアダプタ: ゲストOSは物理ネットワーク上に直接存在しているように振る舞う。
ルーターから直接IPアドレスやDNS情報を取得する。
ゲストOSは他のPCと同じネットワークにいるため、他のPCから直接アクセス可能。
→ 通常、ブリッジ接続では、ゲストOSがネットワーク機器(ルーターなど)から直接IPアドレスを取得し、その際にDNS情報も渡されるはずです。しかし、場合によってはゲストOSのDNS設定が正しく取得できないこともあります。
- NAT: ゲストOSはホストOSを経由してインターネットにアクセスするため、外部からゲストOSに直接アクセスすることはできません
xxx. 仮想環境では自動取得のDNS設定がうまくいかないことがある
/etc/resolv.conf は再起動や NetworkManager によって上書きされる可能性がある
恒久的な設定は別途必要