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ラーメン屋からエンジニアに、未経験転職からの3年間

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0.はじめに

簡単な自己紹介です。
名前:かなつ
年齢:31才(2025年4月現在)
長所:温厚、人見知りしない
短所:割とちょくちょく物をなくします
これだけは伝えたい!

未経験からエンジニアを目指そうとしている方やすでに転職してみたけど、もっと成長のチャンスが欲しい方へ。
エンジニアってきっと最初の2~3年は特に大変だと思います。いろんな理由で心折れそうになることもあるかもしれません。(以下に記してますが、私なんてPCの電源の入れ方からわかりませんでしたw)

前職は5年間ラーメン屋、28才の時に未経験でエンジニア転職した私でもまあなんとかやれてます。

互いに刺激となれるような関係になるかもしれないし、今後一緒に働く仲間になるかもしれないです。
こんなやつでもエンジニア頑張ってるのか、話してみたいな。とかこんなこと聞いてみたいな。など気になることがあればぜひ気軽に絡んでください!

1.エンジニア転職を決心するまで

1.以前はラーメン屋、ひょんなことから転職を決意

早速ですが、私は23才の時から5年間ラーメン屋で働いていました。当時はまだ会社も大きくないため、朝9時に出社して家に帰ってくるのは深夜3時とかは珍しくありませんでした。が、当時から何か頑張ろうと決めたことには楽しみつつ、頑張れる人間だったようで朝から晩まで仕事をすることはそこまで苦ではありませんでした。

あと2か月で入社5年といったタイミングでふと考えました。

自分の人生はこのままずっと朝から晩まで働くのだろうか?老いていく自分の体はどこまで頑張れるのだろうか?自分の貴重な人生の3分間はこの麵を茹でることしかできないのは、あまりにももったいないな、、、

これまでは仕事が「楽しい」時間でしたが、その時からは「もったいない」時間に変わってしまいました。

当時年齢は28才、変わるなら今しかないと思い、翌日からいろいろ挑戦。

ブログや英会話、株の勉強などいろいろやってみて、一番楽しいと感じられたのがプログラミング。

次の日からこれを仕事にする方法を調べ、3日と経たずに都内のSES企業に応募してました。

そこですんなり採用してもらい、多くの引継ぎを終えた私は働き方に疑問を抱いた2か月後、上京してSES企業での新しい挑戦を始めることになります。

2.某SESに入ってから

1.東京の某SESに転職することに

SES企業への転職が決まり、入社までの間に自分に何ができるかを考え、たどり着いたのは「すし打」というアプリでタイピングの速さを磨く毎日。

結局ほとんど学習しないまま入社しました。(初学者がやるべきはすし打ではないとあの頃の自分に教えてあげたい、、、)

私が入社したSES企業は、決められた課題をすべて終えると晴れてエンジニアとしてデビューさせてもらえる約束でした。

課題をやっている間は、私はガスのコールセンターに派遣されてました。(SESの闇などとよく言われているやつです、、、)

昼はコールセンター、夜はカリキュラムを進める毎日。休日も友達がいないことが功を奏し、黙々とカリキュラムや自主学習に励みました。

せっかくなら与えられた仕事も楽しもうと考えた私はコールセンターも割と楽しみながら頑張ってましたが、それでもずっと一人で勉強し続けるのは根気が必要です。

加えて私自身、プログラミングのセンスがない!

きっと自分よりプログラミングに向かない、理解力の乏しい人はいないだろうな。そんな不思議な自負さえ持ってしまうほどプログラミングの理解が遅かったです。

それでも絶対ラーメン屋の時には叶えられなかった働き方をするんだという強い意志を持って頑張っていたことは今でもよく覚えています。

それと同時に私のようなやる気だけはあるけど、理解力がちょっと、、、という人にもっとわかりやすく、親身になって教えてあげられるようなエンジニアになろうと思うようになりました。

2.ついにエンジニアデビュー、待っていたのは思い描いたエンジニア像と全然違った、、、

半年間ほどでカリキュラムを終えた私はついにエンジニアデビューを果たします。

来週から案件面談が開始すると言われたが、なんとまだエンジニアとして現場デビューもしていない私が現場経験3年ありますという偽りのスキルシートを作成しておくよう指示がありました。(SESの闇 Part2)

うそのスキルシートを作成し、それをもとにこれまでの経歴や参画した現場の状況など説明できるようにする面談練習などを経て、何件か面談を受けましたが、まさかの2つ目で参画決定。翌週からその案件先に配属されることになりました。

初の案件先初日、できるだけしょうもない質問はしない、未経験とバレてはいけない、なんとか食らいついていくぞ!、そんな気持ちで出勤した私は隣の席の上司に挨拶を終え、自分の名前があるデスクに座りました。

目の前にあるのはまさかのデスクトップパソコン。

これまでノートパソコンしか触ったことがなかった私は、挨拶してからものの5分で隣の上司に質問。

「このパソコンはどうやって電源をつけますか、、?」

終わりました。今考えても背筋が凍るような恐ろしい質問です。

エンジニア経験が3年あるにもかかわらず、デスクトップパソコンの電源すら入れられない人はなかなかいないと思います。

絶対あの時、私の偽りの経歴は見破られました。

くよくよしてもしょうがないので、ここから挽回しようと張り切っていましたが、ここからは本当に目もあてられません。

1日で終えてほしいといわれた環境構築に3日かかり、渡されたタスク自体の内容も何を言っているのかわかりません。

1日3回質問すると、質問が多いと怒られます。コードから読み解こうにもこれまで何千行とあるコードなんて見たことがなかったため、さっぱり頭に入ってきません。

気づけば参画5日で私と上司、マネージャーと営業の4人で私のスキル不足をどうするかのMTGが開かれ、周りの目は日に日にひややかに。

8日を過ぎたあたりから質問しても無視され、タスクがあるか聞いても、何もないよと言われる始末。言わば窓際社員みたいなものですね。

当初まずは3か月といわれて参画した案件も2週間で強制打ち切りとなり、私の初案件は終わりました。

(もちろんほかの人に聞くと、最初の案件先で優しくしてもらったなどの話も聞いていたので、どこもこんな感じなわけでは決してありません)

それでも当時考えていたことは、

「せっかく参画できたからコードからいっぱい学ぼう」

「毎日やれること精一杯やって、休日は足りなかったところの理解を深めよう」

という自分でも驚くほど前向きなものばかりでした。

紆余曲折あるも、なんだかんだ最初の案件先を抜けて以降、1年で2つの案件先に派遣されました。

どちらも主な業務内容は、バグの調査とテスト、ほとんどまともに開発はさせてもらえませんでした。(まあ開発タスクを振ってもらえるレベルではなかったこともありますが、、)

3.今の会社の代表と出会う

エンジニアデビューから1年。私は常に考えていました。

「どうやったら開発タスクができるのだろうか」

「このままのスタンスで仕事を続けて、将来自分はどれほど成長できているのだろうか」

当時エンジニア1年目でまだまだ初学者同然のような私でしたが、副業で開発タスクをもらえないかと考え、様々な副業サービスなどに挑戦します。

このままではいけないと思い切って転職も視野に入れ、まずは都内のエンジニアなどが集まる会に参加。そこでは良い出会いはなかったものの、同じSESに勤める仲間に1人紹介してもらいました。

その人が現PLAYLANDの代表高橋です。

高橋を含めた3人と秋葉原の居酒屋で会うことになりました。

高橋は「仕事が楽しい、学ぶことって楽しい」という話から、互いのこれまでのキャリアだったり、人生観のようなものを語り合い、これまで出会ったことがないぐらい自分と似た人生観を持った高橋に惹かれ、入社したいとお願いし、面接や簡単なテストなどを経て晴れてPLAYLANDへの入社が決定しました。

某SESにはちょうど2年で退職し、PLAYLANDへ転職することになりました。

3.スタートアップ企業に入って

入社当初はたまたま私がこれまで扱ってきた言語を使ったアプリの相談が来ていたため、そのタスクを担当させてもらえることになりました。

経験値的にまったく自信がなかった私でしたが、高橋はいろいろと任せてくれることでいろんなタスクなどを経験させてもらえました。

気づけば1年半経った今、同プロジェクトにはチームメンバーが1人増え、大まかな要件定義から開発、テスト、リリースなど一連のタスクを1人称で進められるようになってきています。

フルリモートで働かせてもらえていることもあり、家庭の事情や突発的な問題にも対応しやすいです。

もちろん麺の茹で時間のようにただそれを待つだけの時間も発生しません。

本当にずっと私が求めていた最高の環境です。

ほんの1~2年前まで、まともに開発経験すら積めていなかったあの頃に比べると、今は毎日が刺激的で勉強しがいのある楽しい日々を送っています。

4.この先

この先どうしたいか、どんなエンジニアになりたいかは正直よくわからない、、、

誰もが尊敬するバリバリのエンジニアになりたいというとそうでもないし、大人数のチームメンバーを上手にマネジメントできるようになりたいわけでもないです。

今はただ目の前の未知なる課題を楽しむ心をもって取り組み、個人と会社両方の成長に尽力していくことだけを考えています。

そしてここだけの話、エンジニアを続けつつ、自分でラーメン屋をオープンさせるなんて野望を持ってます。

そんな目標を実現させられるよう、日々仲間と楽しく挑戦していきます。

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