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AWS初心者がAWS勉強会に参加してみた④

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③の続きになります。
AWSストレージサービスとデータベースについて書いていきます。

1.AWSストレージ

Amazon EBS

EBSとは「Elastic Block Store」の略であり、
Amazon EC2インスタンスが利用する永続化されたブロックレベルのストレージです。
EBSはアベイラビリティゾーン毎で独立していて、それぞれのアベイラビリティゾーンで異な
るEBSボリュームを作成することができ、任意のEC2インスタンスに接続して利用します。
※アベイラビリティゾーンって何?って方は↓を参照ください
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/using-regions-availability-zones.html

インスタンスとは独立して存在していますので、EBSボリュームを付け替えることも可能です。
EBSのコストは容量とIOPSの値に応じて課金が発生するようになっています。
EBSボリュームは3種類あり「マグネティック(SATA)、汎用SSD、プロビジョンドIOPS(SSD)」から
選択できるようになっており、上記の観点からコストに差が発生します。
またEBSボリュームはアベイラビリティゾーンに自動的にレプリケーションされます。

Amazon S3

S3とは「Simple Storage Service」の略で、AWSインフラストラクチャー上に形成された
ファイルレベルのオブジェクトストレージであり、1バイト~5TBの範囲のオブジェクト
(画像、動画、ファイル、スナップショットなど)を保存することが可能です。
オブジェクトを保存する箱は「バケット」と呼ばれています。
ウェブサービスインターフェースを備えていて、ウェブのどこからでもバケットにアクセスして、
データの保存や取得が可能です。また、Amazon EC2などのサービスと連携し、
様々なユースケースに対応することが可能です。

S3のコストは実際に使用したストレージ容量で課金が発生します。
S3もアクセス頻度予定に応じて3種類あり、
頻繁にアクセスするデータのための「AmazonS3標準」、
長期間保存するが頻繁にはアクセスしないデータのための「Amazon S3標準-低頻度アクセス」や
長期アーカイブデータ保存用の「Amazon Glacier」があります。

なお、S3バケットはリージョン毎に独立した存在なので、
S3バケット名の重複が発生する可能性があるので、その点注意が必要です。
リージョン内で他の誰かが既に同名のバケットを作成している場合は、
同名でバケットを作成することはできません。

また、バケットに対するアクセス制御の設定ができ、暗号化処理はサーバーサイドと
クライアントサイドで暗号化キーの管理などの対応が異なりますので、そこも要注意。

Amazon Glacier

上記のAmazon S3サービスでは、アクセス頻度によって3種類あると記載しましたが、
保存対象データの特性、例えば、企業のセキュリティポリシーで、
5年間や無期限で保存してなければならないデータなどは、Amazon S3サービスを利用すると
コストが割高になってしまいます。
そこで、長期バックアップ用途、低頻度アクセスに特化したサービスに、
Amazon Glacierがあります。

Amazon Glacierは、GB単位で0.007USD/1ヶ月という低コストで長期保存ができます。
さらに、Amazon Glacierサービスに保存されたデータはAES-256で暗号化され、
通信もSSL経由で行われます。
ただ、読み込み速度は異常に遅いので、頻繁にアクセスする必要のあるデータには
利用しないほうが良いです。

2.AWSストレージ

Amazon RDS

Amazon RDSは「Amazon Relational Database Service」の略であり、AWSが提供するマネー
ジド型のリレーショナルデータベースです。
サイズ可変のマネージド型であるため、データベースの管理タスクはAWSの責任範囲であ
り、利用者はアプリケーション開発に専念出来ます。
例としてAmazon Aurora、Oracle、Microsoft SQL Server,PostgreSQL、
MySQLやMariaDBなどのデータベースエンジンを利用可能です。
またバックエンドのストレージはSSDなので、IOPSの値も大きいです。
前述で、データベースの管理タスクはAWSが行うと記載しましたが、例えば、
データベースソフトウェアへのパッチ適用、データベースとトランザクションログの
バックアップも自動で行われます。
ユーザーが定義したデータ保持期間内において、直近で5分前までの任意の時点に
ロールバックすることも可能です。

また、RDSインスタンスはアベイラビリティゾーン毎で独立しているため、可用性を高めるための
「マルチAZ」構成を構築することによる可用性の強化やデータベースのワークロードを処理
しきれない場合でもリードレプリカを作成して、DBインスタンスの性能をスケールアウトする
ことも可能です。

因みに、Amazon RDSはリレーショナルデータベースサービスですが、
それ以外にも色々なデータベースサービスがあります。

※例
「Amazon DynamoDB」(NoSQLデータベースサービスの)
「Amazon ElastiCache」(MemcachedやRedis準拠の分散メモリキャッシュサービス)

ストレージとDBに関しては以上です。
※時間が出来たらイメージ図追加するかも

⑤に続きます。

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