概要
本稿では、いまどきのPC (Windows10を想定) に4kモニタが接続され、そこから Windows7のPCにRDPする際に4Kで接続する方法を説明します。
Windows7はデフォルトで4Kの3840×2160に対応しておらず3840×2048が上限となっており、全画面でRDPすると画面の上部に黒い帯が表示されてしまいます。
手順
接続先PC (Windows7) で Windows Updateした後で、以下のUpdateを実施。(最低でもSP1が必要)
さらに、ポリシーのアップデートでRDP8を有効化する。
- gpedit.mscを起動
- ナビゲーションペインから[管理用テンプレート - Windowsコンポーネント - リモートデスクトップサービス - リモートデスクトップ セッションホスト - リモート セッション環境]を選択
- [リモートデスクトップ プロトコル8.0を有効にする]を有効化
- 再起動
これで環境設定は完了です。
補足
gpeditでの設定はRDP8.0限定でありRDP8.1では関係ないという噂もありますが、私が検証した限りではgpeditで設定しない限り4KでRDPはできませんでした。
また、今回の検証は、接続先としてWindows7 64bit、接続元にはWindows10 64bitで行いました。これ以外の環境では結果は異なる可能性があります。