Kotlin resの話

KotlinでのAndroidアプリ開発

参考文献
App resource overview | Android Developers

環境

Android Studio 3.5

res(リソース)ディレクトリの話

プロジェクト作成時に生成されるresディレクトリとその中身

• res
  • drawable
  • layout
  • mipmap
  • values

他にもmenu, fontなどのリソースディレクトリがresディレクトリ内でサポートされている．しかし，menuなどのリソースディレクトリを活用したい場合は自分で作成する必要がある．

drawableについて

一般的に，画面上に描画するグラフィックを保持．
.png, .jpg, .gifなど．

layoutについて

ユーザーインターフェース(UI)のレイアウトを定義するXMLファイルを保持．

mipmapについて

さまざまなランチャーアイコン密度のdrawableファイルを保持．

valuesについて

文字列，整数，色など，単純な値を含むXMLファイルを保持．

代替リソースについて

<resources_name>-<config_qualifier>の形式で名前を付けた新しいディレクトリを作成する．
例)

• res
  • drawable
    • icon.png
    • background.png
  • drawable-hdpi
    • icon.png
    • background.png
  • values
    • strings.xml
  • values-en
    • strings.xml

hdpi修飾子は，ディレクトリ内のリソースが高密度画面を持つ端末用であることを表す．

端末の言語設定によって文字を変更

(1) resディレクトリの上で右クリック．New->Directoryを選択．

(2) ディレクトリ名を"values-en"にする．

(3) resの下の階層(valuesと同じ階層)にvalues-enがあることを確認する．無い場合は，Android Studio右上の虫眼鏡から"values-en"を検索して選択する．

(4) values-enがあることを確認する．

(5) values-enディレクトリの上で右クリック．New->Values resource fileを選択．

(6) Values resource fileの名前をstrings.xmlにする(valuesの下の階層にあるstrings.xmlと同じ名前)．

(7) values/strings.xmlと作成したvalues-en/strings.xmlの２つのファイルを編集する．今回アプリの名前は"AndroidSeminar1"としている．

(8) 作成した文字列をlayoutに追加する．
例)
activity_main.xmlのTextView(無ければ追加)のtextの部分を
android:text="@string/main_text"
に変更する．main_textの部分は，strings.xmlのnameの部分に対応している．
これで，端末の言語設定によって表示される文字が変更される．