こちらは、2019年6月22日(土)、アマゾンウェブサービスジャパン 大阪支社にて行われた Kansai WordPress Meetup Osaka の第2回に登壇した時の資料です。
自己紹介
井坂 久子
フリーランスのエンジニアです。
PHPやJavascriptを利用したWebアプリケーション開発を行なっています。
WordPressのプラグイン開発
WordPressカスタマイズ
kintone アプリ作成やカスタマイズ
Xamarinや kotlinなどを使用したスマホアプリ開発
Microsoft ExcelやAccessなどの VBA開発なども行なっています。
Amazon PayをWordPressに導入する場合には
- Amazonが提供しているAPIを利用し独自に実装を行う。
- プラグインを利用する。
- ECサイト用の有料のプラグインを購入
- WooCommerce用のAmazon Pay決済プラグインを利用
今回の事例
導入サイト: NPO団体寄付サイト
- 現在、既にWordPressにてサイトを構築し、クレジットカードにて寄付ページを持っている。
- 今回初めてAmazonPayを導入するので「ワンタイムペイメント」のみで導入したい。
- 寄付する時にAmazonPayが使えればもっと寄付がしやすくなる!!
- Amazon Seller Centralという、プラットフォームがあり、使い勝手がいい!
どうして独自実装になったのか
-
ECサイト(WooCommerce)ではないのでプラグインが使用できない。
-
寄付サイトなら商品発送などが不要なので即時請求できるから処理が簡単!
配送があると
Order Reference→Authorize→商品出荷→売上請求(→返金)
注文された商品を出荷してから売上請求しなければならない
寄付などであれば商品発送がないのでOrder Reference→Authorize→売上請求(→返金)
即時請求が可能!!
↓
処理フローが少ないのでなので予算内で実装できるかも!?
今回の処理フロー
Amazon Payボタンとログイン画面の表示
↓
Amazon.co.jpによる購入者認証
↓
寄付金額を入力し支払方法を選択
↓
寄付完了
今回の実装概要
- JavaScriptでログインボタンボタンを実装。
- ボタンを押すと、AmazonのJSがアカウントを認証し、指定したコールバックURLにリダイレクト、クエリパラメータでアクセストークンがついてくる。
- アクセストークンを使って、ユーザー情報を取得したり、支払い処理を実行する。
注意点
- 法人でないとアカウント解説できない。
→ただし、開発環境が欲しいとの事を伝えればアカウントを開設できる。 - Amazon Paymentsのアカウント開設前に、すぐに使えるテスト環境はないため、事前の技術検証がほぼできない。
- https(SSL)でないと使用できない。
- メール文章の改行などは指定できない。
まとめ
- デジタルコンテンツ販売やサブスクライブなどであれば処理フローが短いのでとっても導入しやすい!
- Auto Payを使えば年会費などにも使えそう!
- SDKやSANDBOXもちゃんと用意されているので開発しやすい!
- Documentが豊富で問い合わせした場合もとっても親切に対応してくれる。
- 仕様はオープンだが、ネットでの実装事例はなくて、完成イメージを持てずに苦労することもあった。
- 個人的にAmazonをよく使っていることもあり、Amazonログイン→支払いはとにかく簡単。
- PHPなどのSDKがあるのでAPIを使用しての独自実装もやりやすい!
ご静聴ありがとうございました。