スワップ領域が必要か不要かはたまに議論されているのを見ます。
が、要不要はさておき、スワップ領域を操作したい場合もあります。
その時の設定メモ。環境はUbuntu 20.04 LTSで行っています。
スワップ領域を確認する。
$ sudo swapon --show
NAME TYPE SIZE USED PRIO
/swap.img file 8G 0B -2
スワップ領域 /swap.img
が8GBあることが分かる。表示されない場合、スワップに使える領域がないことを意味します。
スワップ領域を削除する
$ sudo swapoff -a
これだけ。スワップを使わないようになります。
ただしスワップ領域自体は残るので、rmコマンドで削除してしまいましょう。
$ sudo swapon -s
(何も表示されない)
$ ls /
bin dev lib libx32 mnt root snap sys var
boot etc lib32 lost+found opt run srv tmp
cdrom home lib64 media proc sbin swap.img usr
$ sudo rm /swap.img
スワップ領域を作成する
swap.imgという名前で2GBのスワップを作ってみる。
$ sudo fallocate -l 2G /swap.img
$ ls -lh /swap.img
-rw-r--r-- 1 root root 2.0G 8月 6 16:14 /swap.img
きちんと2GBの領域が確保された。
$ sudo chmod 600 /swap.img
$ sudo mkswap /swap.img
スワップ空間バージョン 1 を設定します。サイズ = 2 GiB (2147479552 バイト)
ラベルはありません, UUID=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
$ sudo swapon /swap.img
これで完了。確認すると2GBの領域が取られているのが分かります。
$ sudo swapon --show
NAME TYPE SIZE USED PRIO
/swap.img file 2G 0B -2
この削除->作成の流れは、当然、スワップ領域を変更したい際も有効です。